昨年に引き続き、今年もアボカドの挿し木を行ないました。昨年10月21日のブログ(アボカドの挿し木)に挿し木の目的や背景、方法、挿し木の難しさなどが書かれています。
https://naeseisan2.blogspot.com/2024/10/blog-post_21.html
昨年のブログをお読み頂ければ、状況はご理解頂けたかと思います。今年も挿し木の依頼を受けましたので、昨年の反省を生かしてさっそく実施しました。
昨年からの改善点は・・・・・。
・上手く発根しなかった管挿し(枝の途中の部分使って挿す方法)を止め、すべて天芽挿
し(頂芽をつけて挿す)になるような枝を送って貰いました。
・発根しない品種があったため、耐寒性があって発根する品種のみ送って貰いました。
・挿し床を育苗箱からロングポットに変更し、やや深めに挿すようにしました。
・やや太めの枝を使った朴挿しにもチャレンジしてみました。
発芽室内でのアボカドの挿し木の様子
挿し穂は長さ15㎝~20㎝に切り揃え、下の葉を落として上部の葉を2~3枚残し、それぞれの葉は蒸散を抑えるために半分ほどに調整しました。良く研いだ接ぎ木ナイフで斜めに枝を切り、十分に吸水させた後、切り口に発根促進剤を塗布して鹿沼土の細粒に挿しました。十分に灌水した後、20℃、湿度70~80%、14時間日長の発芽室に入れました。
発根した苗を1本ずつポットへ移植できるまでに半年ほどかかりますが、今年は昨年よりも歩留まりの向上が期待されます。
樹上で完熟したアボカドの美味しさは格別です! その美味しさを皆さんにもお届けできるよう国産アボカドの普及が待たれます。
渡辺 均
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