4月に入り園芸店などでは、花苗や野菜苗の売り場が目立つようになってきました。園芸シーズン到来ですね。その際に購入すべき良い苗の条件とは?
節間が詰まっていて徒長していない
茎が太く株がぐらつかない
葉のバランスや葉色が良い
病気や害虫に侵されていない
そしてもう一つ! 下葉が落ちていない。特に子葉(双葉)がついている。
花卉・苗生産部で栽培されているトマト苗(下葉が着いています)
植物は生長して花を咲かせ、種子を着け、子孫を残すために生長します。そのため、栄養状態や環境条件などが悪くなると下葉を真っ先に落とし、その養分を新芽や花芽にまわします。苗生産の段階できちんと栽培管理が行われていれば、下葉が落ちることはまずありません。子葉(双葉)も例外ではありません。
上記ぐらいの大きさの苗でしたら、下葉が落ちることはまずありませんが、下のパプリカの画像はいかがでしょう? 下葉も子葉も着いていますね。
株元をさらにアップで撮影すると・・・・・。
80㎝ほどに生長し、各節に果実を着けているのにしっかり子葉も着いています。その植物の栄養状態を知るには、下葉を観察することである程度理解することができます。
ホームセンターや園芸店では、様々な苗が販売されています。「苗半作」という言葉もあるくらいです。ラベルの情報や花の数だけで購入を判断するのではなく、実際の植物の状態も良く観察して購入することをお勧めします。
ちなみに上の画像のパプリカの鉢植えは、ポット苗を販売する際の見本鉢(商品見本)として全国の園芸店やホームセンターなどへ出荷されます。
(渡辺 均)
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