2011年9月20日火曜日

低温湿潤処理

この台車には、タネが播かれたセルトレイがのせてあります。




この台車は、
いままで、5℃に設定された冷蔵室に入れられていました。

えっ!?

タネを播いてから、冷蔵しちゃって大丈夫なの??っと思うかもしれませんが、

植物によっては、タネまきをしてから、
低温に遭遇されないと発芽してこないものもあります。

自然界でも、、、秋に果実が実って、、、、
中の種子が土の上に落ちて、、、
すぐに発芽してしまったら、、、、
冬がきて、、、、枯れちゃった....

なんてことがあったら植物の子孫が残らなくなってしまいます。

なので、、、
種子が土の上に落ちても、すぐに発芽しないで、、、、
冬がきて、種子のままじっと寒さに耐えて、、、
春がきて、、、、暖かくなってから発芽する...、
というように、種子はうまく芽が出るタイミングを計っています。

だから、、、逆に低温にあたらないと全然発芽しない植物もたくさんあります。

もちろん、湿らせた状態で冷蔵してはダメなものもありますので、
植物の種類に合わせて低温処理をする必要があります。
ちなみに、湿らせた状態で低温に遭遇させる処理を、低温湿潤処理といいます。


低温処理は、長い間、タネを播いた状態で行っているので、
乾燥しないようにセルトレイをフィルムでおおっています。



発芽適温の温度条件にうつすときは、このフィルムを取り除きます。





フィルムを取った後は、再び台車にのせて、
今度は、発芽適温に保たれた発芽室で、
発芽をさせていきます。


多くの植物は、種子の発芽に低温が必要な場合がありますが、
ちょっと特殊な植物では、山火事が発芽に必要ってのもあったりします。ほんとです。
どんな植物か調べてみてくださいね~。



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