2024年8月19日月曜日

猛暑を利用 ~ オタネニンジン育苗用土の太陽熱消毒 ~

連日、35℃前後の猛暑が続いていますね。この暑さの中、水やりだけでも汗だくになってしまいますが、雑草だけはお構いなしに伸びています。鉢に挿してある植物名を記してあるラベルが、暑さのせいでお辞儀をしてしまいました。

 

この暑さを利用して、オタネニンジン育苗用土の消毒を行ないました。普段は熱湯を使用して消毒を行なっていましたが・・・。実際に用土として使用するのは秋以降ですが、この「天然の熱源」を利用しない手はありません。

 

作業は大きな透明のビニール袋に湿らせた育苗用土を半分ほど入れ、輪ゴムで密封させます。直射日光が良く当たるコンクリート、もしくは、アスファルト上に並べるだけです。30分ほどで袋内の温度は60℃を超え、最終的には80℃近くまで上がりました。一日一回反転させ、5日間行ないました。

 

太陽熱を利用したオタネニンジン育苗用土の消毒

 

この方法は、一度栽培した鉢やプランターの用土の消毒・再生にも最適です。消毒したい用土を乾かし、土の中に残っている古い根や枯れ葉などを取り除きます。加水してあとは上記の方法で消毒するだけです。使用する際は、一番細かな目のふるいを使って粉状の土「みじん」を取り除き、腐葉土や堆肥と元肥を混ぜれば使用可能です。「みじん」は細かな種子を播く際の播種用土(覆土)にも使用できます。

 

猛暑の中での園芸作業はなかなか大変ですが、太陽熱を利用した土壌の消毒はそれほど時間もかかりませんので、この暑さ(天然の熱源)を利用して、園芸用土の再生をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

(渡辺 均)

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