先週から大学は長い夏休みに入りました。といっても休むのは学生さんだけで、教職員は通常業務です。10月まで授業や実習がないので、それまでにやっておきたい仕事は山ほどありますが・・・。
この猛暑の中でもほぼ午前中は、灌水作業ですので、耐暑性と日焼けは、人並み以上になりました。先日、都内での会議で、私の顔を見るなり、「先生、ゴルフですか?」と言われましたが、「いえ、園芸です。」と答えておきました。「黒いですね。」と言われたら、「壁が白すぎるのです!」と答えるようにしています。木目調の壁ですと、擬態してしまいますが・・・(笑)。
さて、先月の最後の実習で胞子をまきました。園芸学科2年生の農場実習花卉のテーマは、植物の様々な繁殖方法を理解すること。種子繁殖、栄養繁殖・・・。パンジー、ビオラのタネ播きも行いましたが、今回初めて、シダ植物の胞子をまいてみました。
観葉植物として利用されているビカクシダ(ウラボシ科 Platycerium)、アスプレニウム(チャセンシダ科 Asplenium)、ダイオウウラボシ(ウラボシ科
Phlebodium aureum)の葉裏にある胞子のうをピンセットで削り、湿らせたバーミキュライトにまいてもらいました。霧吹きで灌水後、25℃以上に設定された発芽室に入れました。
作業自体は簡単ですが、実際に胞子から育てた幼植物体を見せながら、園芸的な利用についても理解してもらいました。「前葉体」、「造卵器」、「造精器」のような用語は、入試以来かも知れませんが・・・。今後の生育が楽しみです。
胞子をまいて3年目のビカクシダ
胞子をまいたポットは、25℃以上の発芽室内で管理
(渡辺 均)
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