演題は、「国土交通省屋上庭園における芝地のCO2固定能の推定」で、都市緑化機構様、国土交通省様との共同研究の成果を発表することが出来ました。
本研究では、国土交通省の屋上庭園の一部撤去に伴い、土壌分析を行うことで、竣工から20年で、どの程度CO2を固定したのかを推定した研究です。日本緑化工学会誌の技術報告として、内容が掲載されることも決定しております。結果としては、我々の先行研究と同程度の値を示しており、芝地は少なくとも20年は、CO2固定に貢献することが示されました。
海外へ論文を投稿した際に、「草本性緑地は、CO2固定に貢献しない」というご意見を頂くこともありましたが、どうやら芝地は経年的にCO2をしっかり(土壌へ)固定しているようです。学会発表を聞きに来てくださった方々の多くも、「草地でこういった情報をどんどん出してほしい」と仰って頂きました。
まだ詳細はお話出来ませんが、この研究の発展版にも、現在、企業様との共同研究として挑戦中です。草本植物だって、人間の手を借りずに、光合成をしてCO2を固定しています。その価値をきちんと実証して、社会に認めてもらえるような研究が出来ればいいな、と思っています。
黒沼
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