2013年2月25日月曜日

雌雄異熟性

今日紹介するのは、こちらの花。



って、これはまだ、つぼみでした。

このつぼみが開くと、、、、



何度か登場しているオルラヤです。
セリ科のOrlaya grandifloraです。
花は散形花序という特徴をもっています。


このオルラヤの花は、雌雄異熟性という特徴をもっています。
花が咲きすすんでいくと、、、



写真の丸で囲まれたところにある「おしべ(雄蕊)」が、
まず最初にでてきます。

で、めしべはどこかな~と探しても、
この花の状態では見つけることができません。

こっからさらに、開花がすすんでくると、、、



矢印で示したところにある「めしべ(雌蕊)」がようやく出てきます。
でも、このめしべが出てくる頃には、
おしべは枯れ上がってしまっています。

この花のように、
おしべ(雄蕊)が先にでてきて、
後からめしべ(雌蕊)がでてくる特徴を、
雄性先熟といいます。

もちろん、他の植物の中には、
このオルラヤと逆で、めしべが先に出てくる花もあります(雌性先熟)。

開花とともに徐々におしべやめしべが受粉体制を整えていく花のことを、
雌雄異熟花といいます。


でも、どうしてこんなことをわざわざするかというと、、、
自家受粉による受粉をさけて、
近郊弱性にならないようにするためです。
植物が自身の子孫をしっかり繁栄させるために獲得した生存戦略という訳です。

他にも花の中には不思議なことがたくさんあるので、
よ~く観察してみてくださいね~。

            (松原紀嘉)




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