2024年3月29日金曜日

サイコロ作り

寒かったり暖かかったりと天気が不安定で、今が何月なのかわからなくなってきています。

学部3年の五味です。

 

現在、私の卒業研究では、いよいよ分析が始まってきています!

今日は、その中の一つの作業を紹介します。それが、「サイコロ作り」です。

 

とは言っても、すごろくなんかで使う、あのサイコロではありません()

私が作っているサイコロは、分析に使う試料の入った鉛カプセルのことです。

まず、カプセルに重さを量った試料を入れます。

下の写真は、試料を入れる前のカプセルです。その大きさはなんと、小指の爪より一回り小さいくらい!!とても小さいです。

 

試料を入れたら、溢れないよう口を閉じます。

カプセルはとても小さいので、ピンセットを使って作業します。写真に写っているピンセットとの対比からも、その小ささがわかると思います。

これを畳んでいって、、、


直方体になったら、サイコロの完成です!元のカプセルと比較すると、さらにこんなに小さくなります。

 

ちなみに、畳んでいる途中に力を加えすぎてカプセルが破けてしまうと、計量からやり直しです。実際に、私も何度か破いてしまったことがあります…。

そんな悲しさもありますが、私は細かい作業が好きなので、サイコロ作りも意外と好きな作業です。初めてにしては上手に作れているのではと自負しています。

サイコロ作りのプロを目指していくぞー!

 

  (3月なのでギリギリ学部3年 五味)

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2024年3月26日火曜日

学会発表

 3月23日、24日は、東京農業大学の厚木キャンパスで園芸学会が開催されました。久しぶりの対面開催でしたので、私も「トルコギキョウのチップバーン」に関する発表を行ってきました。学生だった時以来の口頭発表でしたが、始まってみれば意外と緊張せずに出来ました。笑

 また、当研究グループからは、新澤技術職員が代表して、芝に関連するテーマでポスター発表を行いました。新澤さんは初の対面での学会発表となりました。

恒例のポスター前での証拠写真。笑

 次回は、沖縄(琉球大学)で11月3日~5日の開催予定となっております。せっかくの機会ですので、学生さんも発表することが出来るように、日ごろの実験等を着実に進めていければと思います。


黒沼


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2024年3月25日月曜日

トウキの出荷に向けて

昨年11月に収穫されたトウキ(一年栽培)の最終調整がやっと終了しました。収穫後直ちに乾燥、1月下旬に湯もみを行ない、その後、雨よけハウス内で再度乾燥させていました。

 

乾燥させたトウキ根を生薬メーカーに出荷するためは、さらに2月下旬から茎(胴)の部分に残っている枯れ葉(葉柄)をきれいに取り除き(削り)、根の隙間に小石が挟まっていないか、まだ土が残ってないかをチェックする必要があります。

 

この最終作業は、処理するのに結構手間取ります。私も参戦! さらにスピードアップをはかるため、長嶋さんが用意してくれたドリルの先端にカッターを取り付け、完全防備で作業を行ないました。 首にタオルを巻き、ゴーグルをかけ、フードをかぶり、飛び散るトウキのクズから完全ガード! それでも作業後はトウキの匂いがとれません。 今までは、11本剪定鋏で削っていましたが、ドリルを使うと処理速度は3倍以上! 

 

電動ドリルと処理前のトウキ

 

完全防備!

 

昨年のトウキの処理が終了したのも束の間、すでに今年の春に定植するタネ播きが始まっています。

 

(渡辺 均)

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2024年3月19日火曜日

ガーデンシクラメンの播種

 先日の研究室の実習では、ガーデンシクラメンの播種を行いました!シクラメンの鉢花生産は昨年度で終了となりましたが、そこで培ったノウハウを活かし、今年はガーデンシクラメンの生産を本格的にスタートさせております!

植物ホルモン処理後の種子

 ガーデンシクラメンの種子は他の花壇苗種子と比較し、大変高額です!小売店で売っている苗単価ももっと高くていいような…そんな話を交えながら、学生さんには丁寧に作業を進めて頂きました。
 もちろん、植物ホルモンの濃度や、浸漬方法、播種後の管理の仕方などなど、鉢花生産でのノウハウを軸に育苗を進めていることも、理解して頂けたかと思います。発芽後のシクラメンの姿も、是非とも学生さんにみていただきたいと思っております(某ゲームピ○ミンに似ている)。


黒沼

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2024年3月18日月曜日

第5回 薬用機能性植物セミナーを開催!

2024316日(土)午後、一社)日本薬用機能性植物推進機構(JFPPA)主催「第5回 薬用機能性植物セミナー」が開催されました。

今回のテーマは、「薬用・健康機能性植物生産の動向とオタネニンジン栽培の今後の可能性」ということで、4名の講師の方にお話し頂きました。2020年以来、久しぶりの対面での開催となりました。

 

1.生薬見聞録 ~2023,2024年中国生産地の状況~ (佐橋佳郎先生)

2.温故知新~組織培養によるオタネニンジンの大量増殖技術と人参の機能性~ (正山征洋先生)

3.オタネニンジンの効率的な生産技術の開発~農林水産省委託プロジェクト研究 「薬用作物の国内生産拡大に向けた技術の開発」を振り返る~ (久保堅司氏)

4.オタネニンジン栽培への新規参入の背景と将来展望 (岩田政彦氏)

 

70名ほどの参加者があり、質疑応答、名刺交換会でも活発な意見交換、情報交換が行われました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

JFPPAセミナー

 

当日の資料の残部がございますので、ご希望の方はJFPPA事務局(e-mail: info@jfppa.or.jp)までお問い合わせください。有償ですが・・・・・。

 

 

(渡辺 均)

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2024年3月12日火曜日

苗づくりに良い堆肥とは?

 この時期は花粉に悩まされる季節ですね。花粉症なのか、風邪なのかの判断も難しく、色々薬を飲んでは、体の調子を確認する日々です。

 さて、今回ご紹介するのは、学生さんの卒論の一部である「苗づくりに良い堆肥の条件」についてです。一口に「良い」といっても対象植物が変われば、その定義が変わってきますが、市場に流通している堆肥を仮に、苗づくりに活用したとして、どのような性質を持っているものが、良い堆肥といえるのかを科学的な観点から調べていきます。

 一番は何と言っても、「植物が良く育つ!」ことが大前提ですが、土壌学や肥料学の領域も非常に興味深く、様々な科学的な指標を用いて、堆肥を評価している研究事例がいくつかあります。その知見を活かしながら、「苗づくり」に特化した場合、どのような点が重要と想定されるのかを、まずは土壌分析から読み解いていこう!という研究です。

購入してきた市販品等を乾燥させている様子

 新しい分析項目も多いため、一筋縄ではいきませんが、新たなチャレンジとして、面白そうな研究になりそうです。



黒沼
 

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2024年3月11日月曜日

第2弾! ~ ヒメキランソウの出荷が始まりました ~

20204月のブログにヒメキランソウ(シソ科、Ajuga pygmaea A. Gray.)のことを書きましたが、いよいよ市場出荷(豊明花き株式会社様向け)が始まりました。この植物の良さ、素晴らしさを市場関係者も理解して下さいまして、昨年から出荷に向けて準備を進めてきました。

 

2020413日のブログは下記をご参照下さい。

https://naeseisan2.blogspot.com/2020/04/blog-post_13.html

 

オリジナルのラベルを付けた3号ロングポット

 

以前のブログにも書きましたが、この植物の魅力は何と言っても生育が非常に旺盛なこと。そのグランドカバープランツとしての被覆能力の高さです。九州や沖縄のやや乾いた場所に自生している植物ですので、耐暑性はもちろんのことですが、関東以西であれば露地でも冬越し可能なほどの耐寒性があります。また、キランソウのような小さな青色の花を4月~5月頃にたくさん咲かせますので、観賞性についても見劣りはしません。

 

ヒメキランソウの花

 

ポット苗は、ほぼ無加温のハウス内で栽培していますが、そのような環境でも次々とランナーを伸ばしてくれるので、暖房費もかからないとても経済的な品目です。

 

栽培ベンチ上で出荷を待つヒメキランソウ

 

今回の出荷では、おもに関東から西の小売店で販売される予定です。日当たりの良い水はけの良い場所やロックガーデンなどに植え付けると、この植物本来の特性を発揮してくれるでしょう。

 

ところで、何で第2弾?と思われるかも知れませんね。 第1弾はキルタンサスでした。メジャーな品目でもなく、あまり利用されて来なかった植物の中にも、まだまだいろいろな場面で利用できそうな植物はたくさんありますので、私自身が栽培してその特性を確かめ、花色の改良などを行なった上でもっと皆さんに広く使って頂こう!という豊明花き(株)様との企画です。 第3弾もお楽しみに!

 

 

(渡辺 均)

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