2025年1月27日月曜日

オタネニンジンの早期発芽

最近の私のブログは発芽の話題が多いですね。今回はオタネニンジンの発芽です。1月中旬に3カ月の低温処理を終え、人工光閉鎖型苗生産施設に移動させたトレイからオタネニンジンの芽が出てきました。

 

出芽してきたオタネニンジン

 

この苗は、昨年播種したもので、芽が出てきたら2年目を迎えることになります。低温処理の開始を数ヶ月遅らせたため、早期育苗にしては出芽が遅れ気味ですが、ハウス内で無加温で栽培しても、早くても3月中旬にならないと出芽してきませんので、早期発芽には間違いないですね。

 

これまでの研究で、オタネニンジンの早期育苗技術により、90日間の生育と90日間の休眠処理で1年を180日で終わらせることが可能になりました。それは、つまりいつでも発芽させ、いつでも休眠させることができるようになったということです。

 

近い将来、いつでもオタネニンジンの苗が入手でき、生鮮などの食材向けの供給が可能になります。そのためには、国内の種子生産量を増やすことが課題なのですが・・・・・。

 

(渡辺 均)

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