今日は薬木(やくぼく)の話題です。薬に利用される木本植物のことです。その利用部位は、樹種によって樹皮、幹、根、葉、果実、蕾などいろいろです。
国内での生薬原料としての薬木の生産は、これまで林業と密接に関わってきたようですが、採取者の減少、林業の機械化・効率化(皆伐・チップ化)などにより、将来的な安定供給が不安視されています。
ということで、10年ほど前から、木本の薬用植物の苗生産にも取り組んでいます。キハダ、ニガキ、コブシ、ウラジロガシ、クコ、クチナシ・・・。 播種したり、挿し木をしたり。
キハダ(実生1年目)
キハダ(実生10年目)
ウラジロガシ(実生5年目)
コブシ(実生1年目)
コブシ(実生8年目)
花卉・苗生産部で育苗した実生は、休耕地に植え付け、グングン生長しています。クチナシやクコは収穫できるようになりました。将来的な国産生薬の安定供給のために育苗と定植を継続しています。また、採取することも考えて仕立て方などについても検討を続けています。
今年芽が出たキハダの苗木が収穫できるのは15年~20年後。その頃のことを考えて、苗生産を続けていますが、20年後の自分のことはまったく考えられませんね。
(渡辺 均)
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