先日、水耕トウキの収穫を行いました。
生薬として用いる根ではなく、地上部の茎葉の収穫です。
今回は、水耕と土耕における食品としての評価を目的としています。
どちらが水耕だかわかりますか?
左が水耕トウキで、赤味が少なく、みずみずしい印象です。
実際食べてみると、土耕よりも香りや味はマイルドです。
セリ科植物独特の香りと風味、というのが表現としては一番近いのですが、
そこにとどまらないしっかりとした個性があります。
また、土耕では葉柄が硬いのですが、水耕ではやわらかです。
栄養成分や物理化学性などは数値で示すことができますが、
食品としての評価はそう単純にはいきません。
まず第一歩というところでしょうか?
発芽率が低い、収穫に2年というところから始まったトウキの研究ですが、
植物学的、園芸学的、薬学的アプローチを通じて、
食利用や単年栽培法などの実用的な成果がたくさん出てきています。
私は薬用植物を決して特別な植物だとは思っていません。
しかし、伝統や未解明というベールに包まれたそれらには、
さまざまな可能性が秘められているように思います。
見落とさないように、決めつけないように。
(新藤)
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