花卉・苗生産部では、播種(たねまき)や挿し芽から、ポット苗・鉢花の出荷まで、一連の生産活動の流れが理解できる中で実習教育を行なっています。
例え今日の実習が出荷作業であっても、どんな植物(品種?・原産?・特徴?)を、いつ挿し芽(もしくは播種)して、どんな用土を使用して、何℃で管理して、施肥は?鉢上げは? 鉢上げ用土は? 摘芯は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
このなが~い工程を経てやっと今日の出荷作業に至る訳です。そこから、出荷作業の注意点の説明があり、実際の実習が始まります。
このなが~い工程の一つ一つが非常に重要なことであり、どこかの工程で失敗すれば、商品として出荷することはできません。文章にしてしまえば当たり前です。また、実際に実習で説明していても至極当然のように受け止められているように感じています。
それじゃあ、「○月○日に△△という植物を6号鉢に花色を3色入れて500鉢出荷して下さい。」と言われたら、実際にできますか?
なが~い工程を自分で考えて、品種の決定から納期に合わせて生産を始めなければなりません。そういう意味では、短期的に解決する細かな技術をもっていることは勿論ですが、その短期的な技術の積み重ねを俯瞰できる長期的な生産の流れを思考できないとできませんね。
花卉・苗生産部は常にこのような思考のもとで、生産活動を行なっています。だから、生産物が常にあるのですが・・・。
近い将来、園芸業界に就職して・・・「このタネを播いておいて、いつ頃花が咲く? いつ頃出荷できる?」と尋ねられ、「はい。いついつです。」と答えられるだろうか? また、それなりの品質の花を作ることができるだろうか?
「はい、できます。」と言えるには、どうしたら良いのでしょう? ネットで調べても、本のとおり栽培しても、残念ながら上手くできるとは限りません。
この週末も大雪でした。当たり前のようですが、事前の対策が万全でしたので、花卉・苗生産部の施設に被害はありませんでした。今回は、一人で機械力を駆使して除雪作業を行ないながら思うところがありました・・・・・。
千葉であってもやはり除雪は機械力に限ります!
(渡辺均)
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