2020年3月3日火曜日

ニンジン苗づくり

 今日ご紹介するのは、環境制御下におけるオタネニンジンの苗づくりについてです。当研究グループではこれまで、オタネニンジンの種子発芽技術や休眠打破技術の開発を行ってきました。これにより「採種当年発芽」や「1年間で2年生苗の生産」が可能になりつつあります。

 そこで、これらの技術を集約し、今回はオタネニンジンの2年生苗を1年間で生産することにチャレンジ!土壌もこれまでの実験結果を踏まえて、根の肥大が期待される土壌を選択し(発芽率は下がってしまうのですが…)、生産していきます。

ドドーン!根菜のプランターを12基用意し、土壌を詰めていきます!

 しっかりと土詰めを行った後、オタネニンジンの種子を贅沢に播いていきます。

最後に、しっかりと灌水し、人工気象室へ!
これからオタネニンジンの実験を行う大森さんにもお手伝い頂きました。

 目標は、来年の3月までに、2サイクル目(2年目)の生育が終了した苗を500本出荷することです。出来れば、数量はもう少し増えて欲しいのですが…

 あとは、オタネニンジンのパワーを信じるのみです…笑


(黒沼)


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