2012年10月7日日曜日

セル苗を製品に仕上げるために

販売されている植物は、様々な規格があります。

一般的に花を購入するときは、
花壇への植栽に利用したりするポット苗や、
そのまま部屋に飾ったりする鉢花などがあります。

そのほかには、プロ向けの商品形態のセル苗の規格もあります。

今日の実習では、そのプロ向けに良く利用されているセル苗としての
製品作りの最終仕上げを行っていきます。




セル苗は、セルトレイに用土を詰めて
種子を播いて、小さな未開花の苗が、製品となります。

でも、、、
種子をきれいに100粒播いたからといって、
100本の苗がきれいにできるとは限りません。

種子をまいても、発芽してこないものや、
発芽が遅れて、苗の大きさが小さいものなどが、
必ずでてきます。

なので、、、、

セルトレイ内で、未発芽の区画や発育不良の区画に、
予備で育てていた苗を補植していって、
最終的に商品としてのセル苗が完成します。




ピンセットをつかって、
植物を傷つけないように丁寧に苗を差し替えていきます。




このセルトレイ1枚で128本の苗があります。

セル苗の販路はプロ向けという話をしましたが、
今回補植を行ったセル苗の販路は、実は、プロ向けではありません。

さて、どんな販路が考えられるでしょうか??

                (松原紀嘉)


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