2021年5月20日木曜日

露地圃場の可能性

ポット苗担当の仲井です。

いつの間に5月ももう終盤。
ガッキーロスに世間が沸いていますね。
じとじととした天気に、害虫たちは喜々としてうごめいています・・。
ペンタスは日光不足で葉の色が悪いし、いやな季節ですね。

今日は、新しくなった露地圃場のお話です。
地面にコンクリートが打たれ、ベンチも置いていただき、
新しい自動潅水も整備され、とっても使いやすくなりました!
ベンチ間の通路も広いので、様々な方に優しい。
これぞ`ユニバーサルデザイン‘です。
この露地圃場、どのように活用できるかな・・と考え、
部内でもご意見頂戴し、わたしの考えとしては、
宿根草の生産、ポット苗の潅水手間省略、の2つかな、と。

今日はこの後者、ポット苗の潅水手間省略のための
サルビアの露地出し、その後、スペーシングの作業を行いました。

露地圃場で懸念されることは、いろいろありますが、
まとめてしまうと「苗の品質低下」ですよね。
ハウスと異なり制御できない空間ですので、
害虫被害や日照りによる葉焼け、風による花・葉の擦れ、長雨による根腐れ等、
挙げ始めるとキリがないほど、苗の品質低下の要因が考えられます。
花卉苗生産部では夏の終わりからパンジーを圃場で大量に育苗しますが、
やはり害虫被害などの対応が大変です。

今回は、サルビアをスペーシング直前までハウスで育苗し、
苗が大きくなって潅水に手間がかかりそうなタイミングから、
露地で育苗をして潅水手間を減らす作戦です。
ある程度ハウス内で品質が担保された状態になってから露地に出すので、
品質は落とさずに、手間だけを減らせるのでは・・と期待しています。

サルビアは、半分はハウス内に残していますので、
露地出しのものと比較して、今後の参考にしていきたいと思っています。
仲井


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