こんにちは。学部4年の下重(しもじゅう)です。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、柏の葉キャンパス駅前でも、徐々にTシャツ姿の方を見ることがなくなってきました。
天気が不安定な日が続いていますので、体調を崩された方は、ご自愛くださいね。
さて、第22回の今回は、キンモクセイをご紹介いたします。
千葉大学環境健康フィールド科学センター内に、キンモクセイが植えられています。
(花がほとんど咲いていません)
(台風で大半の花が散ってしまいました)
キンモクセイ(金木犀) Osmanthus
fragrans var. aurantiacus は、モクセイ科モクセイ属に分類される、中国原産の常緑性木本植物です。
樹高は、通常4~6mですが、大きなものでは10mを超すものも多いようです。
9月下旬から10月中旬にかけて、葉の腋に橙色の花を咲かせますが、空気が悪い環境では花付きが悪くなるそうです。
キンモクセイの花をよく観察してみると、約5mmの小さな花冠(花びら)が4つに裂けていることが分かります。
キンモクセイの属名のOsmanthus は「匂う花」の意味を持ち、ラテン語のosme(匂う)+anthos(花)に由来しています。
また、種小名のfragrans は「芳しい(香り高い)」、変種名のaurantiacus は「橙色」を意味しています。
実際に、キンモクセイの香りを嗅いでみると、秋を代表する「橙色」の花から「芳しい」香りがしてきます。
まさに、名は体を表していますね。
間もなく、10月も終了し、キンモクセイの旬も終わってしまいます。
皆様も、キンモクセイを見かけましたら、その秋の香りを堪能してみてくださいね。
(学部4年:下重)
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