今年も園芸学科2年生の花卉の実習でペチュニアの挿し芽の実習が始まりました。他の実習との関係から4班に分けて10月~1月に実施されます。
先週の実習は、その第1回目。ペチュニアの繁殖には、種子繁殖と栄養繁殖があること、用いられる品種がそれぞれ別にあることを説明し、さらにペチュニアの栄養繁殖の流れを培養苗の維持管理からセル苗、ポット苗や鉢花に生産されるまでの概略を説明しました。作業工数が多く、また注意すべき点も多いので、作業手順、用具、穂の大きさ、花芽の有無などすべて細かく決められた中で、いかに素早く、丁寧に同じ品質の苗生産を行なうのかがポイントです。
ハサミを使った採穂
下葉を取り除き、挿し穂を調整
水あげされた挿し穂
浸漬処理(殺菌剤)された挿し穂
200穴のセルトレイにピンセットを使って丁寧に挿していきます
左手で挿し穂を押さえながらピンセットを抜く
挿し芽完了!
挿し穂の葉の枚数、穂の大きさもほぼ揃っていますね。
単純な作業の繰り返しではありますが、植物をきちんと観察し、工程を理解し、注意深く作業を進めないと良質な苗を生産することはできません。このような基礎的な経験を重ね、園芸業界で活躍できる人材になって欲しいと思っています。
(渡辺 均)
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