そうです。パンジー (Viola x wittrockiana) です。
では、パンジーの下に写っている白い石、なんだかわかりますか?
この石、園芸用でも何でもなく、花とはまったく関係のないものです。
パンジーはメジャーの代わりに写しました。
パンジーの花径は5cm程度ですから、この石は1cmぐらいでしょうか。
実はこれ、昨日の夕食で食べた魚から取り出したもので、「耳石(じせき」といいます。
噛んだら歯が折れそうなくらいに硬いものです。一匹から2個取れます。
アップにするとこんな感じ。
昨晩食べた魚はスズキ目ニベ科の魚、イシモチ。
漢字で書くと「石持」。
魚類の中でも大きめの耳石をもつことに由来した名前です。
白身でかまぼこなどの原料としても使われます。関西では「グチ」などとも呼ばれますね。学名はPennahiaです。
この耳石、体のどこにあるのか?
イシモチの名前の由来は知っていましたが、実際に耳石を見たことはありませんでした。
昨晩、イシモチを解剖した結果、頭部後方の、中骨の付け根あたりにあることがわかりました。
耳石は脊椎動物の平衡感覚や聴覚を司る、炭酸カルシウムでできた組織。
人間にもあります。耳石の位置がおかしくなるとめまいの原因にもなるんだそうです。
植物の世界もまだまだ不思議がいっぱいで奥深いものですが、たまには違う生物、違う世界にも目を向けるのも楽しいですよね。
ちなみにイシモチは塩焼きで美味しくいただきました。
(金谷)
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