2014年2月11日火曜日

真っ白

テレビのニュースなどでも盛んに報じられていましたが、2月8日(土曜日)、関東地方は大雪でした。

鉄道をはじめとする交通機関はマヒ状態。道路もスタッドレスタイヤやチェーンを装着しないと、まともに走れない状態でした。

滋賀に住んでいたときはこんな雪、しょっちゅうでしたし、北海道に住んでいる大学の同級生や後輩もいるので、この程度の雪で、「大雪だぁ! 寒い~!」と騒いでいては怒られてしまうかも知れません...

でも、首都圏は雪への備えはほとんどされていないので、鉄道のポイントは切り替えができず、道路も融雪装置もほとんどないですし、除雪車も走ってはくれません。
それはそれでなかなか厄介なことです。


で、苗生産部の温室や圃場は無事だったのでしょうか?

温室は雪の重みで、潰れてしまったり、重みや冷たさによる硬化で被覆資材が破れたりすることもあります。

翌2月9日(日曜日)の様子です。



苗生産部の周りにも、こんなに積もっていました。
私は特に足が短いので、残念ながらこんなに埋もれて、歩くのも大変です...



ソテツも雪に埋もれて...



幸いにも、温室は無事でした。
温室内の暖房を高めに設定することで、屋根に雪が大量に積もるのを防ぐ対策をしていました。



でも、連棟温室の谷間に積もった雪はなかなか融けそうにありません。滅多に雪の積もらない千葉ならいいのですが、雪国には向かない形式の温室ではあります。



温室内の植物も無事。
カリブラコアやオステオスペルマムも大丈夫です。




農業は自然との闘いです。
雪や台風への対策を怠ると、温室も作物も潰してしまうことに...

でも自然と共に生きる仕事でもあります。
自然の恵みを上手く使いながら、時には逆らいながら、人の手も加えながらやっていく。

なかなかおもろい仕事ですよね。


(金谷)

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2014年2月10日月曜日

カラスビシャク(ハンゲ)の塊茎の堀上げ


花卉・苗生産部の研究ハウス内では、カラスビシャク(Pinellia ternata )の国産化をめざして研究を行なっています。
生薬原料として大量に消費されているハンゲ(サトイモ科カラスビシャクの生薬名)ですが、ほとんどが中国からの輸入に頼っています。塊茎(イモ)を乾燥させたものを漢方薬として使用しています。
ところが、このカラスビシャクは、日本国内でも田の畔や畑の雑草としてふつうに見られる身近な植物です。この植物を国産化し、生薬原料として安定的に供給できないかという研究のため、日本各地からカラスビシャクの系統(個体)を集め、その生育と生薬原料としての適性を検討しています。現在、全国から30系統ほど集めました。
 この時期のカラスビシャクは休眠しています。その間に昨年植え付けたイモがどれくらいの大きさに肥大したか、分球したかを計測するために掘上げ作業を行なっています。 昨年は4000球ほど植え付けましたので、それを1ポットずつ丁寧に篩(ふるい)にかけて用土とイモに分け、後ほど計測するためにイモは‘だしパック’の中に入れ、1系統ごとに青いネットに入れ、乾燥しないように保管しておきます。昨年12月からコツコツとこの作業を行っていますが、今月中には何とか終わりそうです。何とも地道な作業です。



     地上部が枯死したカラスビシャク。カラスビシャクは葉や葉柄に珠芽が着くので、
     鉢土表面に無数の珠芽が落ちています。


 昨年は自生地ごとのイモや葉の形態について、その特徴を調査しました。今年は堀上げたイモを計測・分析することで、自生地ごとの収量(生産性)や品質を明らかにします。この試験結果を元に今年の春から本格的な露地試験栽培(収量試験)を開始する予定でいます。春が来る前に今度は計測と分析を終わらせなきゃ・・・。


(渡辺均)


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2014年2月7日金曜日

くっつけ、くっつけ。

最近少しずつ暖かくなってきたかと思えば、とてもとても寒くなってしまいました。
春になるまでもう少しかかりそうですね。


今日の実習ではムクゲの接ぎ木を行いました。

「切り接ぎ」という方法で行ったのですが、その手順をものすごく省略して書きますと・・・

ナイフを研いで、台木と穂木の活着面を削って、合わせたらテープで固定して・・・という流れです。




これだけ書くと簡単そうですが、ただ台木と穂木を合わせればいいというわけではなく、両方の形成層をしっかり合わせなければ活着しないので注意が必要です。


刃物の扱いに不慣れな私たち学生は1本接ぎ木するだけでも一苦労。

「くっつけ~くっつけ~」と念を送りながら(?)、苦戦しながらも丁寧に接ぎ木していきました。





活着面をきれいに合わせてうまく活着させれば、台木と穂木の両方が生長していきます。

ムクゲは白色や赤色などの花を咲かせるので接ぎ木で色々な花をつけさせるのも面白いですね。




どうか私たちの接ぎ木も活着しますように・・・


(学生:修士1年 坂田)



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2014年2月6日木曜日

カリブラコアの鉢上げ


おはようございます。

今日はカリブラコア‘ミリオンベル’の鉢上げを行いました。





毎年「母の日」出荷用にたくさんの鉢花を作っています。

今年はカリブラコア3800鉢とペチュニア1200鉢、合計5000鉢を栽培します。

今年の母の日は「5月11日(日)」。この日までに満開の花を咲かせます。







ほぼ同時に出荷することになるので、その前の作業(鉢上げや摘芯など)も同時に行わないと
生育差が出来てしまします。







これで1800鉢ぐらい。ようやく3分の1の鉢上げが終了しました。







数量が多いので、鉢上げも数鉢同時に行います。

まずは土を入れて、







次に苗をポットから出して置いていきます。








最後にまた土を入れ、少しだけ詰めて平らに慣らして完了です。


まだまだ続く鉢上げ・・・でも手を動かしていれば、必ず終わります。


                                                         (長嶋)



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2014年2月5日水曜日

水耕トウキの収穫


先日、水耕トウキの収穫を行いました。
生薬として用いる根ではなく、地上部の茎葉の収穫です。
今回は、水耕と土耕における食品としての評価を目的としています。



















どちらが水耕だかわかりますか?


左が水耕トウキで、赤味が少なく、みずみずしい印象です。
実際食べてみると、土耕よりも香りや味はマイルドです。
セリ科植物独特の香りと風味、というのが表現としては一番近いのですが、
そこにとどまらないしっかりとした個性があります。

また、土耕では葉柄が硬いのですが、水耕ではやわらかです。


栄養成分や物理化学性などは数値で示すことができますが、
食品としての評価はそう単純にはいきません。
まず第一歩というところでしょうか?


発芽率が低い、収穫に2年というところから始まったトウキの研究ですが、
植物学的、園芸学的、薬学的アプローチを通じて、
食利用や単年栽培法などの実用的な成果がたくさん出てきています。


私は薬用植物を決して特別な植物だとは思っていません。
しかし、伝統や未解明というベールに包まれたそれらには、
さまざまな可能性が秘められているように思います。
見落とさないように、決めつけないように。


(新藤)


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2014年2月4日火曜日

みらくる

私たちが所属している 千葉大学環境健康フィールドセンターは、千葉県柏市にあります。

最寄り駅はつくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅。
駅から徒歩5分程度。

大学の正門はこんな感じです。



大学の正門前から駅方向を望むとこんな感じ。


ららぽーと柏の葉の目の前です。


そして、学内には一般の方にお買い上げいただける、農産物直売所があります。
その名は「緑楽来(みらくる)」。


店内には...



果物や、


野菜、




ジャムや味噌、はちみつなどの加工品、


もちろん、花もあります!!
今はサイネリアやパンジー・ビオラ、プリムラなど、冬の花をメインに、お得な価格で販売しています。


どれも千葉大学で生産されたものです。
近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい!


「緑楽来(みらくる)」
営業時間: 13:00 ~ 16:00
定休日: 土・日・祝日、第1・第3水曜日、年末年始 (ほか臨時休業の場合もあります)
http://www.fc.chiba-u.jp/shop/140127.pdf


(金谷)


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2014年2月3日月曜日

園芸学部E棟屋上花壇の閉鎖


学部生や園芸別科の卒業生にはなじみの深い園芸学部E棟が改修(耐震工事)されることになりました。それにともなって、11年前に花組学生によって施工された屋上花壇も閉鎖されることになりました。この施工や実験に関わった卒業生には思い出深い施設かと思います。




                     2003年の頃の屋上花壇



この屋上花壇は、用土の厚さを変え(5cm, 10cm, 15cm, 20cm)、それぞれの花壇に同じ植物を植えて生育調査を行ないました。現在では、植物はかなり生長し、ゴールドクレストでは20cm区では4m以上になりました。一方、5cm区では2mほどしか生長していません。このように、屋上花壇における用土の厚さと植物の生長の関係を環境条件と絡めてさまざまな樹木や宿根草、一年草で明らかにしてきました。

このまま廃棄するのも忍びないので、これらの植物を地域のボランティア団体に引き取って頂くことにしました。




                         オリーブの堀上げ



                         宿根草の堀上げ



年内には改修は完了しますが、改修後にE棟屋上に花壇を設置する予定はありません。


(渡辺均)




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