先週の日曜日に放送されたNHK趣味の園芸内で、パイナップルの水挿しを氷川さんにお見せしたところ、とても興味をもって頂きました。まだ、決定ではありませんが、来年3月の放送で、もしかするとお披露目になるかも知れませんね。
一方、柏の葉キャンパスのハウス内では、2年前に挿したパイナップルから花が上がってきました。鉢のサイズは7号鉢と8号鉢です。培養土に植えられています。
鉢植えで栽培されているパイナップル
出蕾
株の中心から、その後花茎が伸びてきます。花は下から上へ順番に咲いてきます。私たちがパイナップルとして食べている部分が、どのようにして大きくなって行くのかを観察するのも楽しいですね。
このパイナップルは、2年前に購入してきた果実を食べ、その上の葉の着いた部分(クラウン)を挿したものです。
クラウンの調整
上の画像のように果肉を着けず、下葉をタケノコの皮を剝くように取り除き、腐らせないために、数日切り口を室内で乾かします。その後、水に挿すか、培養土に挿して、直射日光の当たらない暖かい場所で管理すると発根し、新しい葉が展開してきます。その後は、よく陽の当たる場所で管理をして、株を大きく育てます。株を大きくするほど、大きなパイナップルが実ります。土に植えた方が、水栽培での水の交換も必要ありませんし、株も大きくなります。関東では、冬は室内に入れて管理する必要があります。また、葉先が鋭いですので、葉先を少し丸く切るか、なるべく人の手に触れない場所での管理をお勧めします。
黄色くなって甘い香りがしてきたら食べごろ!
鉢植えでは、なかなか売られているような果実の大きさにはなりませんが、熟れてくると果実全体が黄色くなり、甘い香りが漂ってきます。その頃に収穫すると完熟の甘いパイナップルを食べることができます。やはり、株で完熟させるとスーパーマーケットで売られているものとは全然違います! 数年間は、観葉植物として観賞し、3年目に花や果実を楽しんで、最後に美味しい果実が食べられる・・・。栽培も比較的簡単ですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(渡辺 均)
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