こんにちは!
花卉園芸学研究室に配属になりました、3年生の芳垣航輔(よしがきこうすけ)です。
初ブログですので乱文ご容赦ください。
さて、今週の実習は盛りだくさんでしたが、その中のひとつ、ペチュニアの順化作業をご紹介いたします。
今回扱った品種は、ペチュニアの中でも立ち性の品種 ‘とき’ ‘うすずみ’ ‘かすみ’ ‘かさね’ ‘きりむらさき’ です。
近年ペチュニアは、横に大きく広がるタイプが多く見られますが、こちらは上に立ち上がり、少し山野草のような風情があります。
品種名も日本的で美しいですね。
順化の手順は、他の培養苗と同様で、プラントボックスに入っている植物を取り出し、培地の寒天を洗い流します。
��寒天をつけたままだとカビが生えてしまいます)
その後、発根している部分はそのままポットやセルに植え付け、
地上部がある程度の大きさに成長しているものは、適切な長さの挿し穂に切り分け、
下の方の葉を取るなどの調整をしてセルに挿していきます。
増殖する際の最初の段階ですので細心の注意を払って丁寧に挿していきます。
同じ品種でも、今月に入ってから挿したものはほとんど地上部が成長していませんが、7月に挿したものはプラントボックスいっぱいに生長しています。
暖かい培養室から外に出したのでプラントボックスが曇っていますね。
培養苗もまだ外気に慣れていないので、いきなり低湿度や低温・高温に当てると弱ってしまいます。
そこで、これからしばらくは発芽室で植物体を外気に慣らしていきます。
発根が始まれば順化は完了です。
今回挿したものは見本鉢に使われる予定です。
それぞれの品種の魅力をアピールできるような元気な開花鉢に育てなくてはいけませんね(^^)
培養物で一番気を付けるのはウイルスの感染を防ぐこと。
せっかく培養でウイルスフリー(ウイルスがないこと)の苗が出来ても
増殖や生産の段階でウイルス感染してしまうと意味がありません。
そのため、この作業の間は手袋をつけ、挿し芽に使うカミソリはボックスごとに取り換え、使用する器具や机に至るまでアルコールで消毒してから使用します。
美しい花を咲かせる苗にするためにはこんなに細やかな注意が必要なんですね。
ちなみにこの日の別作業としてシクラメンの花寄せも行いました。
作業中、一番うまく花が寄せられたのはこの株です。
うーん・・・技官さんと比べるとまだまだ。
研鑽をつんでいかなくてはいけませんね(+o+)
(学生:学部3年 芳垣)
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