2021年の園芸学科2年生の最後の実習は、「株分け」を行ないました。作業を始める前に、「株分けは、栄養繁殖という繁殖法のひとつで・・・・・。」と説明し、「そのほかの栄養繁殖法は?」と尋ねると、「挿し木、接ぎ木・・・」と授業で習ったので順調に正解!
「それでは、挿し木と株分けの違いは?」、「株とは?」と尋ねると、うつむき加減になり、何となくあやしい雰囲気になってきました。
根と茎や芽(葉)があるのが株であり、それを分けるのが「株分け」、根のない枝を挿して発根させるのが「挿し木」。例外もありますが・・・。
今日の株分けの実習材料は、セイヨウキランソウ、アジュガでも流通していますね。ポットから苗を抜き、ピンセットで用土をほぐし、芽の位置、株の状態を確認します。いくつに分かれそうなのか確かめてから、実際にハサミを使って根と茎(地上部)を付けた状態で切り分けます。
どこで切ると分かれるのか。ここで切るとまだ株が十分に大きくなっていないので、分かれないのか。良く観察して、ハサミを入れる前に判断しなければなりません。
株分け前
分けるポイントがわかれば、ハサミを入れて切り分けます
切り分けた苗は、1株ずつポットへ
上手く分けることができれば、株分けは成功ですが、分けるポイントを誤ってハサミを入れてしまうと、本来の実習の目的とは違う、「挿し穂」ができたり、「摘芯」してしまったり・・・・・? どんな作業でも一緒ですが、観察と的確な判断が必要ですね。
本年も千葉大学花卉・苗生産ブログをご覧くださいまして有難うございました。どうぞ、良い年をお迎え下さい。
(渡辺 均)
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