2024年10月29日火曜日

秋冬花壇苗の出荷!

 秋の行楽シーズン、過ごしやすい日が続いております。紅葉を観に、遠出したい気分です。さて、過ごしやすいシーズンと言えば、園芸シーズンです!花卉苗生産部でも、ここ数週間は、毎日のように花苗の出荷を行っております。
 先週は、パンジーよく咲くスミレシリーズの出荷調整を、研究室の実習で行いました。種子系では珍しく、1ポットに付き、1枚ラベルを指して、出荷します。たくさんのパンジー・ビオラが園芸店やホームセンターに集まるなか、他品種と差別化することが狙いです。このラベル1枚とっても、それなりの費用がかかります。各生産者がコスト対効果を考えながら、生産・販売戦略を練っていることを、学生さんにも説明しました。

出荷調整後のパンジーよく咲くスミレ

 そして、11月3日は、毎年恒例センター祭です!出荷の適期を迎えた秋冬花壇苗や観葉植物を中心に、販売を行う予定です!11月3日(日)10:00開店予定です!キャンパス内工事の関係上、会場は直売所緑来楽(みらくる)周辺で、車での入構は出来ません。北門より、ご入構ください!スタッフ一同、ご来店をお待ちしております!




黒沼



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2024年10月28日月曜日

このシーズンが近づいてきました ~サフランのめしべの収穫 ~

先月、研究室の実習で乾燥中のサフランを育苗トレイに並べました。それから1カ月が経過し、白い芽が伸びてきました。このサフランですが、ご存知のように花を観賞するだけではなく、花を摘み、雌ずい(雌しべ)を薬用やスパイスなどに用いられています。サフランライスやパエリアには欠かせませんね。

 


芽が伸び始めたサフラン

 

ふつう、サフランは9月~10月に定植し、11月中旬~12月上旬頃に開花します。開花期は短く、長くても2週間ほどです。

上の画像のように球根を圃場に植えず、トレイに並べて納屋の棚に置いて採花する方式を「竹田式」といい、大分県の竹田で編み出された方法です。このやり方は、開花した際に雌ずいが雨などに濡れることがないため雌ずいの品質が高く、収穫の際も腰を曲げて花を摘まなくて済むメリットがあります。

 

芽が伸び始めたサフラン

 

今年は、球根生産をお願いしている生産者様から例年の1.5倍の球根が届きました。日々伸びる芽を見ながら、採花のことを考える今日この頃です。

 

収穫されたサフランの花(202312月)

 

 

 (渡辺 均)

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2024年10月25日金曜日

右巻き左巻き

みなさん、この植物の名前はご存じですか?

 このオレンジ色でラッパのような花の名前はマルバルコウ。アサガオと同じサツマイモ属の植物で、園芸種であるルコウソウの葉が細い糸状なのに対して丸い葉を持つことからこの名前が付きました。奇麗だったので思わず写真を撮ったのですが、なんとこの植物は熱帯アメリカ原産の帰化植物、大豆畑での蔓延が問題となっている雑草なのです。本来であれば駆除しなければならないわけですが、せっかくなので実験をしてみましょう。

御覧のとおりマルバルコウは木に対して反時計回りに巻き付いています。この巻き付く方向は植物ごとに決まっているのですが、これは植物ごとに、細胞の伸長方向を決める微小管が右か左に傾いて並んでいるためと言われています。つまり環境や状況に左右されないわけです。このことを確かめるためにマルバルコウを逆向きに巻きなおしてみました。




先ほどの通り微小管がすでに傾いて細胞が構成されていて、伸長方向が反時計回りになるよう決まっているのであれば、マルバルコウは再び反時計回りに巻き付き始めるはずです。もし微小管の影響などはなく、マルバルコウがただ真っすぐ伸長しているのであれば、そのまま時計回りに巻き付き続けるはずですが、果たして・・・



マルバルコウは反時計回りの道を歩み始めました。彼の進むべき方向はどうやら最初から決まっていたようです。つるが巻き付くというのは一見植物のダイナミックな行動に見えますが、実は芽生えのときから決まった方向に傾いて伸びているだけのようです。左右のどちらに伸びるかで、生存のしやすさが変わるような要因はなさそうです(太陽の向きが関係ないことは分かっています)。しかし、伸びる方向が異なる者同士で交配したら、その子どもは巻き付くのが難しくなってしまうでしょう。そのため、どちらか一方に伸びる方向は決まっていくと思われます。(単純に生理学・遺伝学的な要素で自然に決まるものなのかもしれません。)

 

あなたの身近なつる植物は右巻きですか?左巻きですか?

 

学部3年 小澤

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2024年10月24日木曜日

【告知】センター祭 2024

今年もこの季節がやってきました。
センター祭 2024です。

例年通り11月3日(日)10:00~開催いたします。
今年は開ける門が正門ではなく正門から北側に歩道を歩いた先にある北門になります。
お間違えの無いようにご注意ください。

沢山の花を準備して皆様のご来場をお待ちしております。
お誘いあわせのうえご来場いただけますと幸いです。



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2024年10月22日火曜日

インプット

 昨日、都内で開催された日本LCA学会20周年記念シンポジウムを拝聴してきました!


 LCAとはライフサイクルアセスメントと言い、製品やサービス等のライフサイクル(一生)を通して環境への影響を定量化する手法を指します。これまでは独学で勉強を進めてきましたが、これをきっかけに日本LCA学会にも入会しました。なかなかインプットに時間を割けなくなってきましたので、良い刺激になればと思っています。

 今回シンポジウムを拝聴し、まだまだやれること、勉強すべきことが多いと実感しました。ただ、やるべきことや方向性には、間違いはなかったのではないかと思っております。昨秋から取り組んできた実験も一段落しつつありますので、成果化を目指して、充実した秋冬シーズンに出来ればと思っております。


黒沼

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2024年10月21日月曜日

アボカドの挿し木

昨年の暮れに、ある方からアボカド台木の苗生産ができないか相談を受けました。国産のアボカドの人気が高まり、苗の供給が追い付いていないとか。もちろん、スーパーで売っているアボカドの種子を播いて苗を作れば良いわけではなく、耐寒性のある品種を台木に使わないと、国内では上手く育ちません。これまで、挿し木をしても切り口は膨らみ、カルス化はするけど発根する前に枯れてしまっていたそうで・・・・・。

 

そう相談されれば、何とか挿し木を成功させたくなるもの! さっそくお引き受けすることになりました。今年の2月に耐寒性のある品種の枝を送って頂き、鹿沼土を充填した育苗箱を使い、挿し穂の長さを10㎝程度に調整し、天芽挿しと管挿しの両方で挿し木を行ないました。

 

挿し木されたアボカド(天芽挿し)

 

挿し木後、ほぼ毎日灌水を行ない、時おり微量要素を与えました。しばらくすると新しい芽が伸び始め、もともと着いていた葉はすべて落ちましたが、挿し木をしてから5か月目ほどで育苗箱の底から白い根が見え始めました。

 

発芽室内で管理すること7か月! ようやくポットに移植できそうな大きさにまで生長してきました。残念ながら管挿しはほぼ全滅してしまいました。側芽が伸長する前に多くの挿し穂が枯れてしまいました。

 

発根したアボカド

 

3.5号ポットに移植して40本弱の苗を得ることができました。通常の挿し木よりもかなりの時間がかかり、歩留まりもそれほど高くはありませんでしたが、挿し木で増やせないわけではないことがわかりました。来年もという依頼があれば、今年の結果を踏まえ挿し木の腕をさらに上げたいと思います。

 

 (渡辺 均)

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2024年10月18日金曜日

ペチュニアの選抜

暑い日と寒い日のくり返しで、衣替えのタイミングを見失っています。

学部4年の五味です。

 

9月の話になってしまいますが、TAとして参加した3年生の実習で行った、自分で交配したペチュニアに花が咲きました!

同じ組み合わせの交配でも、株ごとに花の形や色が違うので、ここから、既存の品種と比べてオリジナリティーのある株を選抜していきます。

 

以前のブログでも度々登場しましたが、私は、自分が昨年作った‘紫雫’という紫色で花弁に切れ込みのある品種を交配の親にしてみました。‘紫雫’を‘桃色吐息’という鮮やかなピンク色の品種と交配すると…

 




花弁の内側と花筒に紫色の筋が入った花になりました!

‘紫雫’の切れ込みの入った星形のような花弁が、‘桃色吐息’のピンク色になるような品種を目指したのですが、これはこれで、大人っぽいオシャレな花になったかなと思います。

 

しかし、形質が優先されやすいのか、交配しても‘桃色吐息’とほとんど変わらない花が咲いたものが多かったです。

 


最初の写真のような花を咲かせた株は数個しかありませんでした。交配して、選抜して、さらにそこから商品として売るものを選ぶので、新品種を作る大変さを改めて感じました。

 

今回私が作った品種がみなさんのお目にかかるかは分かりませんが、3年生が作った品種も含め、これからの更なる選抜が楽しみです!

 

  (学部4年 五味)

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