納期に合わせた花づくり

学部3年生で花卉の専門実習を選択した学生さんの課題の一つとして、花卉・苗生産部で生産しているペチュニア　さくらさくらシリーズ（‘さくらさくら’、‘桃色吐息’、‘おゆきちゃん’）の樽プランターづくりがあります。

樽プランターに植えられたさくらさくらシリーズ3色ミックス

その内容は、5月下旬にウイスキー樽を加工した直径50㎝ほどの樽プランターにさくらさくらシリーズ（‘さくらさくら’、‘桃色吐息’、‘おゆきちゃん’）を植え付け、7月末の実習最終日に樽プランターを満開のペチュニアの花で丸く覆い隠すように仕立てるのが課題です。学生さんからは小学校4～5年生のイネやゴーヤの観察以来の植物課題という声も聞かれ、いささかこちらも不安になりました。また、学生さん達は決められた期日までに植物を栽培し、プランターを完成させるのも初めての経験です。

そこで、品種の特徴を解説し、植え付け方法から、日常の栽培管理方法、仕立て方を説明し、摘芯と追肥の重要性を理解し、植え付けてから1カ月近くが経過しました。そうこうしているうちに期日まであと3週間となりました。今のところマイペース？　余裕？　焦り？　それとも？　いくつかの作品の途中経過を見てみましょう。

どの作品もボリュームはかなり出てきましたが、あとはどれだけ均等にバランスよく枝を伸ばし、丸くなるように高さを揃えこんもりと仕立て、花で株全体が覆われるようにするかですね。学生さんの力作は採点後、センター内の売店で販売する予定です。

　　（渡辺均）

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