6月にペチュニア(ナス科 Petunia)の培養苗の順化作業を行いましたが、今日はその続きです。先回のブログは下記をご参照ください。
http://naeseisan2.blogspot.jp/2014/06/blog-post_24.html
先回の実習では培養器から苗を取り出し、挿し芽を行ないました。また、根を良く水洗いし、根着きの株をポットに植え付け、室温と湿度、光条件が管理された発芽室内に入れるところまでを行いました。
今日の実習では発根し、生長した苗を育苗ハウス内で管理するため、まず、トンネルに0.4㎜目の防虫ネットと寒冷紗を張りました。
作業前のトンネルベンチ
ベンチ上にも防虫ネットを敷き詰めます
これで、苗を入れる場所の準備は完了です。次に生長した苗をポットに植え付けます。
植え付けが終わったら、すべてのポットに品種名を書いたラベルを付け、先ほど設置したトンネル内に運んで灌水します。
灌水後、防虫ネットと寒冷紗をかけて今日の実習作業は完了です。
その後の作業の流れとしては、適宜ウイルスチェックを行なった後、開花検定(培養変異などで品種の特性が変化していないかを確認)、さらに鉢増しを行なって原々種母株を維持管理します。その母株から挿し穂を取って増殖し、原種母株を生産します。さらに来年のセル苗の出荷計画と出荷量を考慮しながら増殖母株を生産していきます。
生産者へ発送するセル成型苗の挿し芽が本格的に始まるのは来年の1月からです。それまでに、挿し穂の採れる良質な親株を量的にも生育ステージ的にもきちんと準備しておかなければなりません。栄養繁殖の苗生産は手間と時間がかかります。
(渡辺均)
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