2014年3月17日月曜日

調整と乾燥


花卉・苗生産部で花卉以外にも研究材料として、非常に多くの植物を扱います。そのため、花卉の実習では行なうことがないような作業も行ないます。今回はトウキの近縁種(イヌトウキ)の調整と乾燥を行ないました。


九州で3年間の試作をお願いしていた植物を堀り上げ、洗浄後、根を半乾きの状態まで現地で乾燥させてもらったものを送ってもらいました。




                  半乾燥状態のイヌトウキ




                茎の部分と根の部分に切り分け




                    茎の部分は廃棄




              根の部分はネットに入れ、再度洗浄

  


             洗浄後、ハウス内のベンチ上で天日干し


ある程度乾燥させたら、乾燥機に入れて完全に乾燥させ、根の乾燥重量を量り、単位面積当たりの収量を計算します。この時点であれだけ量の多かった根も生根の重量の1/81/10になってしまいます。このデータと買い取り単価をもとに農業としてのイヌトウキの生産性・経済性について検討して行きます。生産物がお金にならないと生産者は栽培してくれませんからね・・・。



(渡辺均)
  
  

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