2020年5月19日火曜日

マクロとミクロ

 今回ご紹介するのは、技術職員の皆さんとタッグを組んで行う研究についてです。これまで、トルコギキョウのチップバーン(Ca欠乏症)発生について、学生さんと協力しながら、様々な研究成果を発信してきました。当時学部2年生だった渡邉勇暁さん(現 渡邉華園)からスタートしたこの研究も、着実に一歩ずつですが、発生原因の解明に近づいているはず?です。
 生理現象の解明ともなると、研究が進むにつれて、より細かくデータを取る必要が出てきます。そのため、扱う品種数も少しずつ制限しなくてはなりません。目に見えない植物の反応を調査できる反面、多くの品種が流通するトルコギキョウの研究としては、「一般化」という側面が弱まります(ある特定の品種のチップバーンの発生メカニズムが分かったとしても、応用が利かない可能性があるという意味です)。

 そこで…今回は…思い切って…50品種で…実験!笑


先日、播種が完了しました! 

 数品種で遺伝子をはじめとしたミクロな知見を蓄積することと、多くの品種を用いて形態や被害度などマクロな知見を蓄積することを、同時に進行していくことが狙いです。これにより、ミクロとマクロの双方向から、どうしてチップバーンが発生するのか?を明らかに出来ればと思っています。
 個人的にはワクワクしていますが、ふと、冷静になると「50品種って…」と思います。あまり技術職員の皆さんに迷惑がかからないように善処します。笑


黒沼


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

0 件のコメント:

コメントを投稿