2013年1月16日水曜日

ミニバラの緑枝挿し

今日はミニバラの挿し木をしていきます。
バラの苗木を生産する場合は、
台木を利用した接ぎ木繁殖が一般的ですが、
ミニバラの様に小さなポット苗で開花させるものは、
挿し木繁殖によって行われます。

今回挿し木をするミニバラは、‘姫乙女’という品種です。
繁殖用の母株は落葉させないように温室内で管理されていますので、
挿し木の方法としては、緑枝挿しという方法で行います。

まずは、母株から穂木を採取していきます。



穂木の大きさがまちまちになってしまうと、
その後の苗の生育にもバラツキが出てしまうので、
穂木の規格を統一していきます。

今回の穂木の規格は、
5枚葉がついた1節を穂木とする、
ということで採取してもらいました。


穂木の調整が終わったら、、、



殺菌処理を行って、
発根促進剤をつけて、セルトレイに挿していきます。


せっかくなので、
早く挿し木作業にはいった班に、
挿し木の方法と注意点を他の班の学生さんに解説してもらいました。




今回のミニバラの品種は、
節間がとても短い品種なので、
穂木の採取になかなか手間取っていたようですね~。




こちらが挿し終わったセルトレイです。
約3週間ほどで発根してきます。

緑枝挿しの方法では、挿し木の管理に特に気をつけなければなりません。
葉がついているので、穂木がしおれないように、
湿度をたもつように管理してきます。
それから、もちろん、温度と光の管理も重要です。

           (松原紀嘉)



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