花卉・苗生産部ではご希望に応じて色々な講習会を開催しています。今回は、コケ玉教室を開催しました。コケ玉は観葉植物などを使って、根の部分を粘質の土で包み、その上から生きたコケやミズゴケ等を巻き付けて、その姿を観賞するものです。
今回入手した植物材料は、2号サイズのハイドロカルチャーで栽培されていた、ポトス、ポリシャス、ペペロミア、モンステラ、シェフレラ、ガジュマル、パキラ、シンゴニウム等を使用しました。
まず準備として会場の設営です。机や椅子を人数分用意し、次に用具や植物を準備します。会場の準備が終わったら、コケ玉の制作過程がわかるようなサンプルを作成し、実習手順の確認です。今回の講習会の助手の黒沼さんにもサンプルを作ってもらいました。
最近では、上の画像のようなはめ込み式のコケ玉栽培キットも販売されています。ポットから苗を抜いて植えるだけでコケ玉が楽しめます。
上の画像はコケを巻き付ける前の状態です。今回は、ハイドロカルチャーのポット苗を使用したため、ポットの用土をすべて取り除き、コケ玉用土として、等量のケト土、鹿沼土、腐葉土に水を加え、よく練り込んだものを使用しました。
最後に湿らせたミズゴケをナイロン製の糸や木綿の糸で形を整えながら巻きつけたら完成です。今回は乾燥させたミズゴケを使用しましたが、数週間もするとミズゴケに藻が発生してくるので、しばらくすると緑色のコケ玉が完成します。しばらくはやや暗い場所で管理しますが、根が活着して新しい葉や芽が伸長してきたら、室内の明るい場所に移動させ、灌水の替わりに薄い液体肥料を適宜与えて管理します。根腐れを防ぐため、生育が止まる冬季には灌水を控え、やや乾かし気味に管理します。
このコケ玉の一部は、10月4日(土)~5日(日)に開催される松戸祭(松戸市)の千葉大学園芸学部のブースで出展・即売される予定です。
(渡辺 均)
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