暑い日が続いていますが、夜になると柏の葉キャンパスでもスズムシやコオロギが鳴き始めました。暑いのももう少しの辛抱のようですね。
さて、以前にシェフレラの発芽について書きましたが、その後本葉が展開してきました。
挿し木をしたシェフレラ
子葉が展開
形態の異なる本葉が展開
双子葉植物の場合、最初に子葉(双葉)が2枚展開し、その後に本葉が展開してきますが、上の画像のように丸い子葉の次にさらに長楕円形の本葉が2枚展開してきました。その次に何となく見慣れた切れ込みのある葉が展開してきましたが・・・。 いつも見慣れた複数の小葉を着けた完全なシェフレラの複葉には見えず、まだ単葉のようにも見えますね。
シェフレラは、茎に葉を交互に着ける「互生(ごせい)」なのですが、同じ形態の葉を一対ずつつける「対生(たいせい)」のようにも見えますね。
多くの植物は、発芽してから葉の形態を変えながら生長を続けます。幼形から成形へ葉の形を変えるスピードもステージも植物によって異なります。そのような変化を観察できるのも種まきの楽しみの一つかも知れませんね。
ちなみに、観葉植物として販売されているヘデラ(アイビー)は、ほぼ幼形の葉ですね。その株を地植えにして開花する株まで生長させると、全く異なる成形の葉が展開してきます。
(渡辺 均)
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