気が早いと感じられるかもしれませんが、花卉・苗生産部では来春の苗生産に向けて、ペチュニア‘さくらさくら’、‘桃色吐息’、‘おゆきちゃん’の親株の増殖がスタートしています。培養苗として維持していたものを5月に馴化させ、そこから伸びて来た茎を挿して増殖させたポット苗の状態です。
ペチュニア‘さくらさくら’
ペチュニア‘桃色吐息’
ペチュニア‘おゆきちゃん’
ポット苗と言っても3品種ともいつも販売されている苗の姿とはずいぶん違っていますね。いつもでしたら、茎の先端を挿し、ポットに定植したら数節下でピンチ(摘芯)を行ないますが、この場合は、茎の先端(天芽挿し)も途中の部分(管挿し)も使って、出来るだけ多くの苗を育てています。さらにピンチも行なっていませんので、分枝もあまりしていません。
これは、一度、花を咲かせて、品種本来の花色や花型であるかを確認する「開花検定」を行なっているところです。‘桃色吐息’も‘おゆきちゃん’も元々は‘さくらさくら’の枝変わり品種ですので、滅多にありませんが、品種本来の花色と違う花を咲かせてしまうことがあるためです。培養苗では、培養中の変異が起こることもあるため、この確認作業を行なう必要があります。
これらの株は、挿し芽用の親株として使用しますので、この時点で花色や花型の確認をしておかないと、この中に違った花色の株が入っていたら、その後に増やした苗は、本来の品種と違ってしまいますので・・・。
この開花検定が終了した株からさらに挿し芽を行ない、もう一度開花検定を行なって12月までには、セル成型苗生産用の親株の準備が完了します。
現在、センター祭に向けて秋の花壇苗の種子播きは終わり、12月のシクラメンは6号鉢に植え替えられて順調に生育中、来年の母の日の鉢花用の苗の準備は終わり・・・・・・、常に先のことを考えながら植物の栽培が続いています。
自分は? 常に締め切りに追われる毎日です・・・・・
(渡辺 均)
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