2021年6月7日月曜日

樽プランターをペチュニアで埋め尽くす 2021

今年も始まりました! 園芸学科3年生の栽培・育種学専門実習の課題の一つとして、樽プランターにペチュニア ‘さくらさくらシリーズ’の植え付けを行ないました。昨年は、この時期に実習ができませんでしたので、2年ぶりの実習です。

 

花は栽培して出荷するだけではなく、美しく魅せる、飾ることも重要なことですからね。 下の画像は、過去の作品!

 


1人ずつ、直径45㎝の樽プランターにペチュニア‘さくらさくら’、‘桃色吐息’、‘おゆきちゃん’を計8ポットを植え付けます。


考慮しなければならない課題は3つです。

7月末の最後の実習日に最も綺麗な状態に仕上げること。

② プランターの外側1/2まで植物(花)でバランスよく

    覆われていること。

③ まんべんなく3色の花で覆われること。

 

もちろん、樽プランターの土が見えていたり、枝先にしか花が着いていなかったりするのは×です。日々の灌水は技術職員が対応しますが、それ以外の施肥、摘心、病害虫防除などは、各々の学生さんの判断で対応してもらいます。もちろん、教員はアドバイスはしますが、直接植物に手を加えることはしません。あくまでも学生さんにお任せです。

 

最初に樽の底にネットを敷き、大粒のパーライト(20号)を樽の約半分まで入れます。これは、持ち運びを考慮してプランターの重量を軽くすること、排水性を高めるためです。そこに培養土を入れ、樽の中央がやや高くなるようにならし、苗の植え付け位置を決めます。

 



どの品種をどの位置に植えるかも重要です。さらに分枝を促すため、伸びている枝を切り詰め、向きを考えながら植え付けます。

 


実習が終わる7月末までの約2か月間、自分の植物と向き合い、植物から様々なことを学んで欲しいと思っています。今年の作品の完成が今から楽しみです。

 

(渡辺 均)

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