2015年3月17日火曜日

リマの街角

晩夏のペルー、リマにいます。

雨期もほぼ終わり。過ごしやすい気候になってきています。

街中には、わりときれいに花壇苗や花木が植栽されています。

こんなのとか↓



こんなのとか↓

どちらも皆さんよくご存じの、マリーゴールド(Tagetes)の園芸品種ですね。
メキシコ原産の植物です。

こんなのも、宿の前に鉢植えされています↓


ソテツ(Cycas)など。
日本の庭でもよく見かけますよね。
沖縄など南西諸島では海岸近くに自生しているのをよく見かけます。
日本人には当たり前の植物も、ペルーの人々にとってはエキゾチックに見えるのだと思います。

でも、ペルーに自生する植物の植栽はあまり見かけません。
ノウゼンカズラ科のラパーチョ(Tabebuia)はよく見かけますが。

ペルーの植物で、街中が彩られるようになるといいのですが。


金谷


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2015年3月16日月曜日

薬草園の改修と整備

今日から薬草園の改修・整備作業が始まりました。平成15年にセンターがスターとした際に薬草園が整備されましたが、最近は雑草が生い茂り、除草が追い付かない状態でした。そこで、より管理のしやすい薬草園に整備するため、今月から来月にかけて改修を行なうことになりました。
今日の作業は、植えられていた薬草の掘り上げと仮植えでした。ラベルのあるところから目的の薬草を掘り上げ、プランターに植え付けました。植物自体が移動していたり、まだ休眠中であることもあり、ラベルに書かれている目的の植物を探すのは結構大変でした。

作業前の薬草園

サフランの掘り上げと仮植え

敷石とウッドデッキの撤去

通路脇や見切りの部分は完全に土を除けて雑草の根を取り除きました

本日の作業はここまで

3時間ほどで今日の作業を終えました。明日は、樹木(薬木)の移植と定植、薬用の水生植物用の池の整備(穴掘り)を予定しています。

4月末には改修された薬草園をお披露目することができると思います。それまで、しばらく作業が続きます。明日は筋肉痛かな・・・。

  (渡辺均)



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2015年3月13日金曜日

芝の出荷準備

本日の共同作業は、芝の出荷準備を行いました。

昨年の8月には芝のポット上げの実習風景を紹介しましたね。


この芝は「みじょか」という矮性の品種で、千葉大学と民間企業とで共同開発されたものです。

芝はポット上げ後順調に生育し、出荷が近づいてきたので、今日はポット内に生えた雑草やゼニゴケを除去して綺麗に仕上げました。


密に生えた芝の除草は、芝ごと抜きとってしまわないように、ピンセットを使っての細かい作業となりました。



また今年の1月にはジャパンフラワーセレクション(JFS)の花壇へのたい肥のすきこみ作業を紹介しましたが、本日は引き続き、灌水チューブの取り替えを行いました。


写真のような長いチューブを使い自動灌水しています。

これで植物の受け入れ準備も整いました。


気温もだんだんと暖かくなり、これからどんな新作がやってくるのか今から楽しみです。


(学生:修士1年 土田)

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2015年3月9日月曜日

精油の抽出

先日、ある植物(バジルの仲間)の精油(エッセンシャルオイル)の抽出を試みました。精油は植物種や栽培条件、生育ステージによっても含まれている量や成分が異なります。そのため、まずその植物の大まかな精油の収量を調べるため、水蒸気蒸留法で抽出を試みました。
蒸留方法には、水蒸気蒸留の他にも有機溶媒などを使用する溶媒抽出法や圧搾法などがありますが、今回は装置さえあれば比較的簡単に抽出できる水蒸気蒸留法を試みました。
蒸留装置

装置の原理は簡単です。中仕切りのあるガラス容器に水と植物を入れ、下から加熱して蒸していきます。じきに植物が蒸され、その成分を含む蒸気が発生してきます。その蒸気が水を流して外側から冷却した管内を通ることによって、蒸気が冷却されガラス管内に精油成分を含む水滴がつき、それを回収すると芳香蒸留水(ハーバルウォーター)と精油が得られます。

蒸されることによって、葉がすぐに変色してきます。

回収された芳香蒸留水の水面上に油膜(精油)が僅かに見られます。

芳香蒸留水はコックを開いてビーカーへ受け流し、表層に残った精油をキャピラリーで吸い取り回収します。下層の透明な部分が芳香蒸留水、黄色の部分が精油です。

今回は約500gの生葉から、約500mlの芳香蒸留水と約1mlの精油を抽出することができました。

ということは・・・? 精油を1リットル抽出して得るためには、○キログラムの生葉が必要で、1アール当たり△キログラムの生葉が収穫できるので、□アールの畑が必要になる。それに対する種子の量が○○グラム必要で、発芽率が△△%なので、苗の数は予備を含めて□□本必要になり、その生産にかかるコストは××円。精油の生産原価は▽円。穴埋め問題が解決しました。さて、この結果から春から精油の大量抽出に向けて、圃場生産を開始するのかは、成分確認試験、精油の市価や市場性等を考慮して今後決められていきます。

  (渡辺均)


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2015年3月6日金曜日

母の日に向けて

関東地方では春の気配が近づいてまいりました!
ここ数日、日中はぽかぽかした日が続いております。
ただ夜間との寒暖差が大きいため、ブログをご覧の皆様も風邪にはお気を付け下さい!

今週の学生実習は、
母の日に向けて生産中のカリブラコア ’ミリオンベル’の切り戻しです。
サントリーフラワーズ株式会社の品種で、昨年に続き今年も3色ミックスの鉢植えを母の日にお届けするために準備しています。
 千葉大学苗生産部で栽培しているカリブラコアのミックス植えは、同じミリオンベルシリーズの中でも生育がなるべく揃うものを選出して組み合わせているため、矮化剤をほとんど使わずにバランスのよい鉢植えが作られているのが特徴です。
お手元に届いた後もぐんぐん生長するので、ボリュームもあり、見るだけではなく栽培も楽しめる商品です。


切り戻しはこのブログでもよく紹介されますが、
枝数を増やすための作業ですね。
出荷の5月上旬に向けて、本日(3月の上旬)と3月末頃以降の残り2回切り戻しを行います。
現在の栽培ハウスの夜温は12℃で管理しているのですが、よく成長しています。
これをざっくりと切り戻します。
※切り戻し前の様子

※切り戻し後の様子


切り戻しの際の1番の注意点は、やはりウィルス感染への対策です。
適宜、ハサミをガスバーナーで炙りながら作業を進めます。
農家さんのところでは第三リン酸ナトリウムなどの溶液に浸しながら作業する光景も見られます。

やはりペチュニアやカリブラコアの大敵といえば、
TMVなどのモザイクウィルスです。

ハサミや人の手から植物から植物へ移行し、
症状としては葉が縮れたり、花色が乱れたり、生育不良などが生じます。
せっかくの鉢物もウィルスが感染すれば商品価値がなくなってしまいますので、学生も強い意識を持って作業しなくてはなりません。
私は修士の研究材料としてカリブラコアを扱っているため、実習前のお昼休みにお風呂へ入ってきました!
ここまでしなくても良いとは思いますが…笑

ミリオンベルシリーズをはじめ、カリブラコアは春~秋にかけて量販店でも販売される植物です。
今年は世界初の種子系カリブラコアが流通することもあり、花色や模様も豊富なことから今後さらに注目されていく植物ではないかと、感じております。
ぜひ1度栽培してみてはいかがでしょうか。

母の日に向けて、今年もみなさまのお手元に無事にお届けできるよう、学生一同も心をこめて作業をしていますので今後のブログでの経過報告も含めまして、みなさまお楽しみに!


(修士1年  土屋慶輔)

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2015年3月5日木曜日

マリーゴールドとツワブキ

先日、2年生の最後の実習(http://naeseisan2.blogspot.jp/2015/02/blog-post_12.html)で
播種をしたマリーゴールドが
もうこんなに大きくなりました。






















本葉は三対以上展開し、中央には花芽が見えます。

播種日は2/4で、発芽がその2~3日後です。
播種から一月で
直径9cmのポット(3号ポット)を はみ出す苗もあります。

一般的な一年草の花壇苗は、適期であれば
播種から開花まで3ケ月ほどです。

マリーゴールドは、播種から開花まで最速35日ですので
他の植物と比べても、ずいぶん生育が早く感じられます。

流石に気温の低いこの時期では、
35日間で開花させるのは難しいのですが、
温床シート上で加温したり濃い目の液肥をかけたりして
生育を促進中です。


一方、こちらはツワブキの苗
















本葉が一枚展開し、次の芽が見えています。
1/23に播種をしていますが(http://naeseisan2.blogspot.jp/2015/02/blog-post_5.html)、
直径約2.5cmのセルトレイですので
マリーゴールドと比べると生育が緩慢なようです。


マリーゴールドとツワブキは
同じキク科なだけあって、
種子の大きさや色・形はほぼ一緒です。














(左:マリーゴールド、右:ツワブキ)

強いて言うなら、マリーゴールドの方が細く、濃い黒色でしょうか。
でも、並べてみないと見分けがつかないくらいそっくりです。

しかし、生長してみるとその草姿は全く異なり、
生育スピードにも差があります。



似た植物もじっくり観察してみると
様々な違いを見付けられて、おもしろいですね。





(池田)









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2015年3月2日月曜日

マンゴーの開花と結実

3月に入り、日中の外気温が10℃を超える日が多くなってきました。1000属検定試験用のガラス温室内では、Strelizia(ストレリチア)やBougainvillea (ブーゲンビレア)などの熱帯性の植物の花が咲き始めました。ハウス内も日中は25℃を超える日が多くなりました。

ストレリチアの花


ブーゲンビレアの花

また、温室内のマンゴーにも小さな花と果実が着いているのを見つけました。このマンゴーの木は昨年、松戸キャンパスの旧1000属温室内に地植えされていたものを掘り上げ、柏の葉キャンパスへ運搬して鉢植えにしたものです。樹齢は35年です。マンゴーはもともと樹勢の強い植物ですので、地植えにすると木ばかりが大きくなってしまい、果実を着けるまでに時間を要します。その点、鉢植えにすると根の伸長を抑えることができるため(根域制限)、その結果、樹勢が弱くなり花を着けやすくなります。

1000属ハウス内の高さ2.5mほどのマンゴーの木


マンゴーの花


直径8㎜ほどの果実

今後は、余分な蕾や花を取り除き(摘蕾、摘花)、水や肥料を与えて果実の肥大を促します。また、果実が小さいときには、ちょっとした刺激や環境の変化で落果してしまいます。ハウス内の灌水作業、内張りの撤去作業、除草作業など、幾多の落果の危険を乗り越えて、夏頃には樹上で熟れたマンゴーをみんなで味わうことができるのを今から楽しみにしています


  (渡辺均)



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