今日のタイトルは?かもしれませんが、研究温室内で全国各地から収集した200株のヨモギが大きく生長してきました。茎が分枝して花を着ける前のちょうど今が各地で集められたヨモギの葉の特徴を観察するにはもっとも良い時期なのです。生長したものでは草丈が1mを超えてきましたが、同じヨモギでも生長が遅いものはまだ30㎝ほどです。
大きく生長したヨモギ
先週は各鉢に支柱を立て、麻ひもを使って株の誘引を行いました。年によっては株の高さ1mくらいのところでもう1回誘引することもありますが、栽培用土の影響で今年の生育は今ひとつ。2回目の誘引の前に花が咲きそうです。花が咲いたら交雑を防ぐため、切り戻しを行います。
葉の大きな典型的なオオヨモギ
一見するとヨモギには見えない葉をつける系統
ヨモギ(カズサキヨモギ)やオオヨモギの特徴を表している系統もあれば、一見するとヨモギには見えない葉をつける系統もあります。外来種の導入やその外来種と在来種との自然交雑が進み、日本に本来自生している典型的なヨモギを探すのが難しくなってきました。ヨモギが風媒花ということも交雑を容易にさせているのでしょう。
私たちの暮らしの中で食材や薬用などとして古くから馴染みのあるヨモギですが、「昔ながらのヨモギ」の味や香りを探して維持することも、それなりの努力が必要になってきました。ヨモギを食材などに利用する際は、まずは香りを確認しましょう。
(渡辺 均)
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