花卉・苗生産部にある25℃に設定した発芽室が暖かく感じられる日が増えてきました。さて、今日の話題はヨモギです。
試験栽培ハウス内では、ヨモギの花が咲き始めました。今年は花を咲かせて種による違いがあるかを見るため、切り戻さずに花を咲かせました。ヨモギはキク科ですが、キクの花のような舌状花はなく、筒状花のみの小さな集合花(頭状花)をつけます。
ヨモギの分類に関する文献を読むと、この頭状花の大きさや幅で種を識別している記載もあるのですが、実際に1株ずつ比較してみると・・・・・。
ハウス内で一斉に開花したヨモギ
ヨモギの花
オオヨモギ、ヨモギ(カズサヨモギ)、ニシヨモギの頭花を比較してみましたが、分類は難しそうです。本州と北海道のオオヨモギを比較しても頭花の大きさがまったく違います。倍以上違います! それぞれの種で花序のつけ方には特徴があるようですが、頭花では種の識別は難しいようです。作業着に黄色い花粉をたくさんつけながら調べてみたものの、改めてヨモギの識別の難しさを感じました。
(渡辺 均)
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