先月末、猛暑の中、赤熟したオタネニンジン果実から種子を取り出す作業を行いました。オタネニンジンは、7月に果実が赤熟しますが、種子の胚はまだ未熟の状態です。そのため、胚を発達させるため、種子を取り出して洗浄・精製してから温度処理を行わなければなりません。
赤熟したオタネニンジン果実
さっそく種子を取り出す作業開始! 果実をタマネギ袋に入れて軽く踏むと中から種子が出てきます。
白色の種子が出てきます
ザルに移して良く揉み、水洗いして果肉と種子を選り分けます。
ザルを使って果肉と種子を選り分けます
水に浮く種子も取り除き、新聞紙に広げて風乾させます。
精製の終わったオタネニンジン種子
その後、ジベレリン処理を行ない、25℃下で1ヶ月、その後、15℃で3ヶ月間処理すると胚が完成します。12月には「芽切り」の完了した充実したオタネニンジン種子が得られます。発芽するまでには、まだまだ先が長いですが・・・。
(渡辺 均)
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