2017年1月4日水曜日

芽生えの季節


関東では新年も暖かい日が続いていますね。
春はまだまだ遠いですが、着実に芽生えの季節が近づいています。


私はオタネニンジンの早期育苗をテーマとして、様々な実験に取り組んでいます。
本日はオタネニンジン種子の早期発芽についてお話したいと思います。


オタネニンジン種子は強い休眠性をもち、発芽までに長い期間を要します。
それは植物体と元となる胚が未熟であることが理由です。


さらに、胚が成熟した後も、長い期間の低温遭遇が必要となります。
そのため、夏に採種してから、年内発芽をさせることは困難です。


しかし、ここ数年、年内発芽の目途が立ってきました。
真冬の今、発芽のピークを迎えています!



下の写真は、早期発芽の手法を加えていない種子です。
発芽までにはまだまだ時間がかかりそうです。




少し脇道にそれますが、下の写真はサンシチニンジン(三七人参)の種子です。
オタネニンジンの種子よりも丸く膨らんだ形をしています。



サンシチニンジンの種子にも早期発芽の手法を適用してみましたが、
胚の成熟(殻の裂開)と発芽が同時進行しているようで、オタネニンジン種子の休眠の様相と異なっています。


左が殻が裂開して発根した種子、右が殻が裂開したばかりの種子です。
サンシチニンジンの発芽についてはまだまだわからないことが多いため、これから注意深く見守っていく予定です。



オタネニンジン種子の早期発芽の機序についても、まだ未解明な部分はありますが、
早期発芽に加えて、種子の長期保存や早期育苗により、
オタネニンジンの栽培は、飛躍的に進歩することでしょう。


毎年、オタネニンジン種子の芽生えを見ながら、
少し早い春の訪れをかみしめている私なのでした。


(新藤 聡)


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