今日ご紹介するのは、発芽室内で行っているプチ実験についてです。発芽室は、温度だけでなく、高い湿度も保持できることから、花卉苗生産部でも重宝しています。一方で、光源などの電気機器にとっては、あまり良くない環境といえます。実際に、電灯の寿命が短くなるなどの弊害があります。
これまで、苗生産部では光強度が70μmol m-2 s-1程度の直管型のLED灯を使用していましたが、一部の区間で、200μmol m-2 s-1程度のシート型のLED光源の試用を行うこととなりました。
現在は、下の写真のように、光発芽性であるトルコギキョウを用いて、比較試験を行っています。強光の方が、現時点で生育が早いですが、消耗も激しいからか、葉色が淡くなってきています。そこで、今週から液体肥料を施与しながら、苗質を比較していく予定です。
トルコギキョウの実験の様子
左が強光(シート型)、右が弱光(直管型)
強光の場合、セルが乾きやすく、灌水頻度が増えるなどの問題もありますが、灌水や肥料の自動化が出来れば、より効率的な苗生産が出来るかも知れません。もちろん、発芽室内での病害虫の発生や、出荷前の苗のハードニングの問題など、課題はたくさんありますが・・・
黒沼
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