2016年7月11日月曜日

風船の大きなフウセンカズラ

数年前から夏季の窓辺の緑陰効果を狙って、つる性植物が盛んに販売されるようになりました。最近は、一時期に比べてブームが去ったようですが・・・。

ゴーヤばかりではつまらないので、ソフトボール大のフウセンカズラを作ろうと飲み会の席で盛り上がり、元別科生の自称‘フウセンカズラおじさん’が交配を重ね、種子を採り、播種してまた交配し、さらに播種と交配、採種を繰り返し・・・。

ついにピンポン玉より大きな風船を着ける系統ができました!

ソフトボール大になるまで、あと何年かかるでしょうね? このフウセンカズラの育種は、商業育種にはない自由と楽しさと夢を感じさせてくれますね。このような個人レベルでの育種がもっと広がると世の中にもっと楽しい品種が溢れるのではないでしょうか。

飲み会の席では、サッカーボール大までという声も出てはいますが、そこまで大きくするにはそれこそあと何年かかるのか・・・。それにしても、ある植物に夢中になり、理想とする植物を追い、作り続ける楽しさを知ってしまったら、もう一生やめられないのでしょうね。

今年の夏も自称‘フウセンカズラおじさん’とフウセンカズラの自生地調査へ出かける予定です。


(渡辺 均)

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2016年7月8日金曜日

ピレスラムの種子の精製

今週はピレスラムの種子精製を行いました。ピレスラムはキク科の多年草で、除虫成分を有することから、除虫菊とも呼ばれています。
採取した種子を播く前に、発芽率向上のための種の精製をしなければなりません。


採取した種です。球状の莢の中にはたくさん種子が入ってます。

まず、莢を新聞紙の上で潰し、5ミリ、2ミリ、0.84ミリ、0.71ミリのふるいで順に、ふるいがけを行い、種子と茎などを分けます。

最初に潰した種子の様子



種子以外のものが、どんどん取り除かれていきます

次に、風選を行います。扇風機を利用して、種子を少しずつ扇風機の前で放して、風で種子と細かいゴミを分けます。重い種は扇風機に近いところに落ちます。ゴミはそれより遠いところに落ちます。

風選した後の種

今回のふるいがけや風選だけでは、まだ十分ではないため、さらなる発芽率を向上ため、二次風選も行う予定だそうです。


学生:任

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2016年7月7日木曜日

病害虫の物理的防除



ハウスに「藻」が生えた・・・・・・








今日の武器はこれ。



ジェットスイ・・・
 高圧洗浄機です。




こんな感じで使用します。




それでは、動画でご覧いただきましょう!





緑色の藻がみるみるうちに下地の黒色になっていきます。
イカになったような気分です。








奥の方まではホースが届かなかったので、出来ませんでしたが、
全体の60%ぐらいは綺麗になったと思います。

防草シートの白い線が見えてきましたね。
でも、3時間ほどかかりました。

ハウス内のベンチ下には、草や土、藻や苔等が生えたり落ちたりしますが、
除去することによって、病害虫の温床になるのを防ぎ、農薬の軽減が期待できます。

                                              (長嶋)



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2016年7月6日水曜日

観葉植物の取り木


帰宅時間を見計らったかのような夕立で濡れ鼠をならないようにお気をつけください。
もう少し時間をずらしておけば…後の祭りですね。

今回の実習では、観葉植物の取り木をおこないました。


取り木とは、主に木本植物を対象とした栄養繁殖法の一種で、外皮を切り取った幹の途中から根を出させて、その部分で切り取ることで新しい株を得る方法です。

生長によって購入した時と比べて姿形が悪くなってしまった株などを、もう一度草丈の低いうちから楽しみたい…でも挿し木だとスタートに時間がかかるし、枯らしてしまうかも…といった場合に候補に挙がる方法ですね。


この方法はなかなか難易度が高いように見えて、挿し木などと違って植物体が繋がったまま行うために、失敗のリスクが低いという利点があります。
一方で、ある程度まとまった部分で切り取るために、株を大量に増やすことには向きません。

そのような特性から、貴重な植物の更新などに適していると考えられます。


まずは、幹(茎)の皮を剥がすために使用するナイフのお手入れから。
切れ味の悪い刃を押し当てて組織を潰してしまっては上手く発根してくれません。
刺身包丁でも似たような話を聞いたような?


渡辺親方先生の技が光ります。


あまり力を入れず、水で濡らした砥石の上を滑らすように動かしていきます。

砥ぎ終わったら、外皮を剥がす部分の上下に刃を入れていきます。


中から白っぽい樹液が出てきました。


皮とは異なる瑞々しい色をしていますね。


周りをすべて切り取ったら、水ゴケで周囲を巻いて湿度を保ちます。

この状態を維持することで、切り取った部分の上側の形成層から発根が始まります。


ビニールで水ゴケを巻いて、麻紐で固定すれば完成です。
植物園などでもたまに見かける光景ですね。


改めて植物の不思議な性質と、それを上手く利用した技術であることを感じます。

(安藤 匡哉)



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2016年7月5日火曜日

花葉会 見学会&交流会


先日のこのブログにもありましたが、
去る7月1日(金)、群馬県内の生産者・種苗会社を巡る、「2016年花葉会見学会&交流会」
を開催しました。

有限会社 林園芸 様
は、シクラメンやアジュガ、イブキジャコウソウをはじめとする多年草の育種、生産に取り組んでいらっしゃいます。‘つくり’にこだわった、高品質な製品の生産を行っていらっしゃいます。
灌水を上部灌水にするなどの工夫により生産品のロス率を低減したり、生産品のブランド力向上に注力していらっしゃるということです。





有限会社 さかもと園芸 様
は、主にアジサイやシクラメンの育種、生産に取り組まれています。
オリジナル品種の開発、ブランド化を積極的に行い、他社製品との差別化を図っていらっしゃいます。
また、地域の過疎化に伴って、雇用確保が困難になっているとのことで、灌水や施肥の自動化、生産方式のマニュアル化などを行い、生産・経営の合理化に努めていらっしゃるとのことでした。




松原園芸 様
は、現在、ペチュニアやカリブラコア、マーガレットなど、多岐にわたるオリジナル品種の開発、生産に積極的に取り組まれています。
オリジナル品種を自家生産することで、生産コストの大幅な削減にもつながっていること、
商品ラベルやPOPを自作し、ブログやSNSを活用したオリジナル商品に認知度向上、販路開拓や、宅配便による店舗直送などを通して、小売店や消費者と直接コンタクトを取ることのできる環境を整え、得られた情報を商品開発にも行かすことができているとのことでした。





カネコ種苗株式会社 波志江研究所
では、トルコギキョウやデルフィニウム、スターチスを中心とした育種開発、国内外からの導入品種の評価に取り組まれています。
トルコギキョウでは、近年、八重咲きが中心になっていますが、カネコ種苗様では一重咲き品種の
育種も積極的に進めており、市場でも高い評価を得ているとのことです。




さらに、この後、交流会が開かれ、見学させて頂いた各社の方々、見学会参加者の方々の皆様、懇親・情報交換の場となりました。




今回の見学会には、80名近くの方々がご参加下さいました。
生産者、小売店、市場、種苗会社など、花卉業界の多方面にわたる関係者が集う機会となりました。
今回の見学会や交流会が、参加下さった皆様の経営や技術向上の一助となれば幸いです。

来年も「花葉会見学会&交流会」を開催する予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

(金谷)



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2016年7月4日月曜日

2016年花葉会見学会 & 交流会 (御礼)

71日に花葉会(かようかい)主催の見学会、交流会を実施しました。群馬県内の3か所の生産者様とカネコ種苗㈱の研究施設を訪問しました。当日は、今年初めての猛暑日となってしまいましたが、80名近くの方にご参加頂きました。

()林園芸

()さかもと園芸

松原園芸

カネコ種苗㈱波志江研究所

ご参加下さいました皆様、また、見学先として準備からご協力下さいました生産者の皆様、カネコ種苗㈱の皆様に改めて御礼申し上げます。


 (渡辺 均)

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2016年7月1日金曜日

ハンギングバスケット講習会

こんにちは

今日は実習の時間を利用して、ハンギングバスケットの講習会を開講して頂きました。
日本ハンギングバスケット協会副理事長上田奈美さんからハンギングバスケットとコンテナガーデンの作成法を学び、実際に自分たちで作品を作りました。

ハンギングバスケットとはイギリスで始まった歴史ある装飾園芸の技法です。植物を地面に直接植え込むのではなく、植物を容器に植え付け、吊るしたり、掛けたり「空間を装飾する」ことができるのが特徴です。

コンテナガーデンとは、容器(コンテナ)に植物を植えて育てることです。容器の素材や形態は、いろいろで素焼き鉢(テラコッタ)、石材、木材、プラスチックなどがあります。

ハンギングバスケットとコンテナガーデンは
人の目に止まりやすいこと
風通しのよい場で管理ができること
簡単に移動することができること
など様々なメリットを有します。組み合わせでミニガーデンを作ることもできます。

まずは、それぞれの容器について



 

ハンギングバスケットは、スリットバスケットを使い、コンテナガーデンにはプラスチック鉢を使いました。

そして、ハンギングバスケットは、風通しの良いところで管理し、乾きやすいですため培養土の他に、水苔も使いました。


ハンギングバスケットを作るとき、植物の形態、展示する季節や期間などによって、植物を組み合わせます。

今回ハンギングバスケットに使ったのは、ペンタス、ニチニチソウ、クフェア、アメリカンブルー、デュランタライム、ヘデラです。

コンテナガーデンには観賞用トウガラシ、セロシア、カラミンサ、カレックス、ペンタス、ヘデラを使いました。



  

自分が初めて作ったハンギングバスケットとコンテナガーデンです!
うん…これからデザインセンスを養いましょう!!


学生:趙

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