2026年9月17日木曜日

9月後半 売店情報

秋ですね 
センニチコウ ポット苗で販売中

Gomphrena
ヒユ科
暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。
ドライフラワーの素材にもよくつかわれますね。
現在 緑楽来にて販売中のドライフラワーに使用されているセンニチコウはここ、苗生産で昨年栽培されたものです。

花色は 紫、白、ピンク
花の時期が長いので、鉢植えや花壇にもおすすめです。




お次は、学生さんが実習で播種(種まき)したパセリの苗です。

Petroselinum crispum
セリ科
パセリ


お料理に添えて彩りを豊かにしてくれるあのパセリです。
摂取量は、生パセリで1日3g〜10g(約1本〜3房)が目安とされています。ビタミンCやら カリウムやら調べると体にいい成分がたくさん。
体にいいからって、食べすぎ注意☆
ぜひ、新鮮なパセリを食卓に。


                                        
                              大島










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2026年9月15日火曜日

片づけまでが仕事

 先日、とある案件の植物の撮影が、無事完了しました!6月頃からスタートしたため、延べ3カ月間、無事にデータ採取や植物の生育を合わせることが出来て、良かった良かった。
 が、しかし、片づけまでが仕事です!次の日には、使用した植物や鉢などをしっかりと片づけ、良い形で次の仕事に繋げねば!



道具も私の気持ちも綺麗さっぱり!笑


 次の仕事は、実験です!発注していた資材も揃ったため、思う存分、実験を楽しみたいと思います!



黒沼


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2026年9月14日月曜日

ヨモギを探して

連日ジメジメとして雨ばかり。学内の雨よけハウスで稲架がけしたアカジソも大型扇風機の力を借りて何とか乾燥させています。そうはいっても雨の中でも植物は休まず生長しますので、収穫や調整、乾燥の作業が連日続いています。

 

さて、先週はそんな雨天の中、ヨモギを探しに日帰りで調査に行ってきました。ヨモギなんて探さなくてもどこにでも生えてるじゃん! そう言われてしまいそうですが、街なかのヨモギは雑種化が進んでいるため、‘本当のヨモギ’、‘真のヨモギ’を探しに新幹線で片道3時間、そこから車で1時間弱ほどの町で自生のヨモギの調査を行いました。

 

オオヨモギの花穂

 

すでに山はススキの穂が伸び秋の気配。ヨモギは茎の先端に蕾を着けていました。この時期は、蕾や花を観察することでヨモギやオオヨモギを識別することができるため、調査には好都合です。数か所の沢の周辺などを調査し、典型的なヨモギやオオヨモギの自生状況を調べました。

 

ヨモギシロップを使ったかき氷

 

調査後には打ち合わせと、地元産のオオヨモギを原料にしたヨモギシロップがかけられたかき氷を頂きました。まだ、試作中の限定販売品とのことでしたが、自家製の白玉と小豆餡にもヨモギのシロップが良く合い、和のテイストのかき氷としてとても美味しく頂きました。

今後は秋に向けて自生のヨモギの採種や系統の評価を行う予定です。

 

(渡辺 均)

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2026年9月8日火曜日

御礼:花葉サマーセミナー2026

 先週の9月4日(金)に花葉サマーセミナー2026『花と緑が溢れる社会環境の創出 ~GREEN EXPOとその後を見据えて~』が開催され、盛況のうちに終えることができました!

 今年は、横浜市様、福岡市様、日建設計総合研究所様、農林水産省様よりご講演を賜り、行政やまちづくりの観点から、花と緑が溢れる社会環境の創出のため、産業ができることを考えるきっかけとなりました。また農林水産省様からは、BUZZMAFFの事例から、情報発信の重要性や工夫の有り方についても、気づきの多いご講演を頂きました。

セミナーの様子

 多くの皆様にもご来場いただき、本セミナーに関わって頂きました全ての方々にこの場をかりて、心より御礼申し上げます。




黒沼

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2026年9月7日月曜日

グリーンペッパーの生産をめざして ~ コショウの結実 ~

9月に入り学生さんの夏休みも残り1か月となりました。「大学は夏休みが長くて良いですね~」とよく外部の方に言われますが、それは学生さん! 教職員は有休を取らなければ休みはありません。授業や実習が無い比較的時間の取れるこの時期は、教員にとっても片付けておかなければならないこと、やりたいことがたくさんあります。大体いつもやり残してしまいますけど・・・・・。

 

さて、今日の話題はコショウです。栽培を始めて10年以上が経過します。果実が成熟する前のフレッシュなうちに収穫するグリーンペッパーの生産をめざして栽培研究を進めています。今年は株も大きく生長し、春には数多くの肉穂花序を着け、先月から緑色の粒が大きくなってきました。

 

コショウの緑色の粒が大きくなってきました

 

東南アジアの栽培地に比べると花序はやや短いですが、ある程度、ハウス内での栽培にめどが立ちました。今後は量産化に向けて栽培面積を増やす予定です。フレッシュなグリーンペッパーが流通するのも、そう遠いことではないでしょう。

 

(渡辺 均)

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2026年9月1日火曜日

雑草チョキチョキ

 雑草の生育が早く困ってしまうシーズンが続いております。とある事情で、技術職員やパートさんが除草して下さった雑草を頂き、ひたすらチョキチョキする作業を8月上旬にやっておりました。
 
集められた雑草の一部

ひたすら無心でチョキチョキ


 なぜこんなことをしているのかは、10月頃にはお伝えできると思いますが、とにかく時間がかかる…
 今後実験でも同様のことをする予定ですので、ウッドチッパーなど、何か良い製品がないか調べる必要がありそうです。最近はYoutubeで商品の使用感を確認することも増えました。雑草チョキチョキのための、理想の商品と出会いたい今日この頃です。笑


黒沼


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2026年8月31日月曜日

アカジソの稲架がけ

先々週のブログはヨモギの稲架がけをご紹介しましたが、今回はアカジソの稲架がけのお話です。先週から収穫が始まりました。アカジソの稲架がけは地際で切り取られた株を洗浄して、株が大きいので結束せずにそのまま枝をパイプにひっかけて逆さに吊るしました。これ自体は簡単な作業なのですが、今回はその前の日の準備として、稲架がけしたアカジソは強い光と高温で葉がすぐに褐変してしまうので、雨よけハウスの屋根に寒冷紗を張って強い光を避け、さらに乾燥してくると葉を落とすので、防草シートを敷いて乾燥した葉を汚さずに受けるスペースをつくりました。この作業をしたのが猛暑日、いやぁ~暑かった!

 

赤ジソの稲架がけ

(屋根に寒冷紗を張り、下には防草シートを敷きました)

 

一週間後、乾燥が進んだので、吊り下げられた株を棒でたたき葉を落とし、集めて乾燥機に入れて仕上げ乾燥を行いました。

 

防草シート上に乾燥した葉が落ちる

 

このアカジソは、国内で入手可能な約20品種の中で、葉に含まれるペリルアルデヒドとロスマリン酸の含量を調査し、その含量が最も高い品種を選んで栽培を行っています。生薬原料としても使用可能な葉色の濃い、香りの強い品種です。

 

(渡辺 均)

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2026年8月27日木曜日

ドライフラワー ちょっと更新

昨年の9月にドライフラワーを緑楽来にて販売始めてから、はや一年

1年目にしてやっと更新しました。
新しくリースを販売しています。

もう少し種類が増える予定です。



水やりのいらないドライフラワー おひとついかがでしょうか?


                                   大島
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2026年8月25日火曜日

研究成果のご紹介:堤防刈草プロジェクト3

 今回で、関連する研究成果のご紹介は最後となります。第3回は、堤防の刈草で製造した堆肥やバイオ炭の品質と栽培性についてです。
 刈草を循環利用することで、温室効果ガスの放出を減らすことが出来るだけでなく、固定化技術として定義できることは、前回のブログでご紹介しました。しかし、環境に良くても園芸生産に利用できなければ、本末転倒です。 そこで、実際に製造した堆肥やバイオ炭について、土壌分析を実施し、市販品と品質を比較しました。この結果、ほぼ全ての分析項目で、市販品と同等の品質であることが明らかとなりました。
 次に行ったのが、サルビアを用いた実際の栽培試験です。栽培試験では、堆肥をピートモスの代替として、バイオ炭をパーライトの代替として、資材を添加し、評価を行いました。その結果、堆肥とバイオ炭を使用した処理区のサルビアの栽培性・生産性は、慣行法と比較し、遜色ないどころか、生育促進効果が確認されました。さらに、環境によい堆肥やバイオ炭を使用することで、1pot当りの生産時の温室効果ガスの排出量(カーボンフットプリント)が劇的に減少し、ほぼカーボンニュートラルな状態でポット苗生産が可能であることが実証されました。
 実は園芸生産自体も、肥料や農薬、プラスチック製品を使用するため、今後、カーボンニュートラルの達成に向けて、様々な工夫が必要です。そうしたなかで、これらの堆肥やバイオ炭の使用は、有効な手段の一つとなり得ます。このように、園芸生産において、実践的な情報を展開できた点も本研究の良い点の一つと思います。
 今後は、堤防刈草以外の原料を使用した場合や、地域等のマクロな範囲での分析、各種分析の精度向上、経済性などの新規指標での比較評価など、やるべきこと・やりたいことはまだまだあります。少しでも産業・学術の発展に貢献できるよう、これからも挑戦は続きます。



■ニュースリリース
植物性廃棄物を園芸資材に転換した際の脱炭素効果を実証
―カーボンニュートラルな廃棄物処理と園芸生産へ道筋―

■関連論文
From green waste to horticultural resources: A novel approach to quantifying greenhouse gas emission factors for decision-making
(造園廃棄物から園芸資源へ:意思決定のための温室効果ガス排出係数の定量化に向けた新たなアプローチ)
著者:Takanori Kuronuma, Hitoshi Watanabe, Azusa Gomi, Shohei Masuda, Takuya Mito
雑誌名:Journal of Environmental Management
DOI10.1016/j.jenvman.2026.130335 


黒沼

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2026年8月24日月曜日

自生のオオヨモギ

先週の月曜日~金曜日は学外に出ておりました。いろいろな方と植物のお話をして、現地でいろいろな植物を見る機会になりました。

 

下の画像は東北のとある地域に自生するオオヨモギです。山深い清流の脇の岩の隙間に根を張るオオヨモギを見つけました。ちょうど分枝して小さな蕾が見えていましたが、大きな葉と凛とした株立ち、その姿はヨモギの仲間の中でも特に美しいと感じています。

 

オオヨモギは本州の高地、北海道に広く自生していますが、本州では画像のように清流沿いや高地で見かけることが多く、本州の低地に自生するヨモギ(カズサキヨモギ)とは好みの環境が異なるようです。

 

清流沿いに自生するオオヨモギ(草丈は2mを超える)

 

植物の自生環境を知ること、またその自然な姿を理解することは、栽培化を進める上でも大きなヒントになります。栽培することで伸びすぎたり萎縮していたりすれば、その植物にとって適した生育環境ではないということ。植物からの学びに終わりはありません。 

 

(渡辺 均)

 

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2026年8月20日木曜日

高砂の翁

なみなみと波を打つ華やかな葉が特徴の「高砂の翁(タカサゴノオキナ)」
6号鉢にずっしりと構えています。

葉の縁が薄いピンクまたは赤っぽくなります。
きれいな葉色にするためには
水を控えめにし、真夏以外は日によく当てること。
※真夏の日差しは強すぎてしまいます。

多肉を栽培しているプロの方は、水やりの後に勢いよく風がでるブロワーで水滴を飛ばすそうです。葉に溜まった水滴がレンズ作用で葉へのをダメージを防ぐ効果があるそうです。


  高砂の翁 
ベンケイソウ科
Echeveria 'Takasago No Okina'


緑楽来にて販売中!
この子にかぎっては、今のところ一点のみです。


                                 大島

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2026年8月18日火曜日

研究成果のご紹介:堤防刈草プロジェクト2

 今週は、なぜ堆肥はCO2固定化技術として認められてこなかったのか?そしてそれをどう打破したのか?について、ご紹介します。
 堆肥と一言でいっても、腐葉土などの植物性のものや、牛糞などの動物性のもの、食料残渣など、原料は多種多様です。こうした様々な原料から堆肥が製造されているわけですが、一つ大きな要素として、その製造過程で温室効果ガスの放出(特にフラックス)が問題視されています。「堆肥は環境に良いかもしれないけど、温室効果ガスが放出されているから、実は温室効果ガスの排出が優勢になるんじゃないの?」というのが一つ目の壁です。
 また、植物性の堆肥・腐葉土のCO2固定期間が比較的短いとされていることが二つ目の壁です。IPCCを含む国際社会では、CO2固定化技術として評価する際に、100年後の未来を想定して評価するのが主なルールです(実は20年と500年という評価軸もありますが…)。「一時的にCO2固定しているは分かるけど、それ国際ルール的に評価できないよ」というのがもう一つの壁となっていました(100年の壁(私が命名))。

 特に、私たちの産業にとっては、「100年の壁」が大きなハードルですが、100年じゃなきゃダメなんて、そんなのおかしい!という想いをもって、戦略を色々と考えました。そこで、なぜ100年基準が採用されているのかを考え(詳細は割愛)、その論旨に合わせて、CO2固定効果も評価すべき!と思い至りました。それらが下の図です。


当該論文より引用 (Kuronuma et al., 2026)

 図の上部は、植物性の原料が最初に固定したCO2量と堆肥が固定しているCO2量の差が、地球への再リリース分になるので(図上部左)、その再リリース分と温室効果ガスの放出量(図上部右)を天秤にかける必要があるよね。という話です。
 図の下部は、100年基準に則るなら、CO2固定効果も100年間に渡る固定効果を定量化し、環境負荷と比較する必要があるよね。という話です。

 実はこうした研究や解釈は、今まで例がなく、論文の査読者からも「従来のLCA法からの斬新な発展」とご評価頂きました。100年後の残存率の予想など、まだまだ改善の余地はありますが、研究のフレームワークをご評価頂いた上で、環境科学分野の一流誌に掲載頂けたことは、本当に励みになります。
 次週は、刈草で実際に作った堆肥とバイオ炭を園芸生産に使用した際の価値について、ご紹介します。



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2026年8月17日月曜日

ヨモギの切り戻しと稲架がけ

先週はこの時期恒例の作業として、オタネニンジンの芽切りについてご紹介しましたが、今回も同様に恒例のヨモギの切り戻しを行いました。先週はお盆休み期間中でもあり、会議の無いまとまった時間が取れたので、全国各地から集めた約200系統を一気に切り戻しました。

 

1.5m2mほどに生長したおよそ200系統のヨモギ

 

この時期に切り戻しを行うのは、各地から集めたヨモギの系統維持のためでもあります。開花・結実させてしまうと、こぼれた種子から芽が出て本来の系統と異なる株が混ざってしまうためです。また、株が大きくなりすぎてハウスの遮光カーテンが閉められない、一日一回の灌水では株がもたないという理由もあります。

 

先週は比較的曇り空で‘猛暑’ではなかったのですが、ハウス内の作業ですので汗だくになりながら、灌水チューブやラベルを切ってしまわないように注意して、地際から15㎝ほどの高さで消毒した鋏を使って切り戻しを行いました。

 

じつはこの作業を行った日は、柏の葉周辺にも線状降水帯が発生し、半日ほど雷と豪雨が続きました。冠水するほどではありませんでしたが、他の一部のハウス内では水が入ってきました。幸い大きな被害はありませんでしたが、あれほど激しい雷雨の続く中でのハウス内作業は初めての経験でした。

 

すべての鉢の切り戻し完了!

 

切り戻した茎葉は系統ごとに束ね、別の雨よけハウス内で稲架がけして乾燥させました。

 

雨よけハウス内でのヨモギの稲架がけ

 

これで気になる大きな作業も無事終わり、気分的には私も‘夏休み’といったところでしょうか・・・・・? 

 

(渡辺 均)

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2026年8月13日木曜日

ウツボカズラ




ウツボカズラ
Nepenthes) 



            お盆が明け 8/17から 緑楽来で販売予定です♪

もともと栄養のない土地に自生しているので、自ら捕虫し栄養を補っています。
かわいいからといって肥料を多く与えてしまうと最大のチャームポイントである捕虫袋がつかない可能性があります。

2017年に詳しく紹介された投稿がありますのでそちらもご覧ください↓↓

https://www.blogger.com/blog/post/edit/4166465134454490689/612538307978539560

                  

   ウツボカズラの他にもミニ多肉植物なども販売予定です。お盆明けに会いましょう!



                                          大島
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2026年8月11日火曜日

研究成果のご紹介:堤防刈草プロジェクト1

 先週に引き続き、堤防刈草に関する研究成果のご紹介です。ニュースリリースを見て頂いた方も、もしかしたら、いらっしゃるかもしれません。この成果、非常にざっくり言うと、「刈草を炭化や堆肥化すると、環境にいいよ」という話です。ただそれだけでは、当たり前じゃん!と言われそうですので、今回のブログでは背景の部分をメインに紹介していきます。

 このプロジェクトの大きな背景の一つが、園芸生産用の資材の調達不安定化です。日本では食糧だけでなく、化成肥料やピートモスなどの生産資材も輸入に大きく依存しています。
安くて良い資材が手に入りにくい状況は加速するばかりで、国内のトップ生産者のなかには、自社で堆肥化等を行い、安定的に良い資材を確保する取り組みが進められています。その一つが徳島県等で野菜の接ぎ木苗を生産している(株)竹内園芸様です。この研究は(株)竹内園芸様の実践がなければ、形にならなかった研究ともいえます。
 もう一つの背景が、地域のゴミ問題です。特に河川の堤防は、安全上の観点から、年に1,2回除草&集草が行われているのが一般的です。このゴミを焼却するのにも莫大なお金がかかってしまいますが、徳島県を含む一部の行政等では堆肥化が行われており、施設によっては農家を含む市民に無料配布がなされています。
 この「資源不足」と「ゴミの有効活用」の橋渡しとなるのが、農業や園芸分野です。園芸分野では生産資材を調達できることに加え、自分たちの産業の環境負荷を低減させることにも繋がるわけです。では、どれだけ良い取り組みなのか?温室効果ガス収支を指標にして、定量してみよう!というのがこの研究のメインストーリーです。
 こういうストーリーってよく耳にしますが、実際は、どれだけ環境に良いのか?を定量している事例は非常に少ないです。特に、「堆肥」は国際的にCO2の吸収に貢献しないと考えられています。その既存認識を打破するために、より新しくて堅牢な評価手法を考える必要がある…
 次回のブログでは、少しマニアックですが、なぜ堆肥は国際的にCO2の吸収に貢献しないと考えられてきたのか?とそれをどのように打破・検証したのか?をご紹介できればと思います。


■ニュースリリース
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2026年8月10日月曜日

オタネニンジンの種子精製と芽切り処理

毎年、この時期恒例の作業になりましたが、先月中旬から今月にかけて赤熟したオタネニンジン果実の収穫、種子精製、芽切り処理を行いました。

 

赤熟したオタネニンジン果実とアマガエル

(居心地が良いのかな?)

 

果実を収穫してタマネギ袋に入れてよく揉み、ざるに入れ洗浄して果皮と果肉から種子を取り出します。

 

ざるとバケツを使って洗浄中(まだ途中です)

 

洗浄後、数日間日陰で乾燥させ、熱消毒した山砂を入れたやや大きめの素焼き鉢に種子と砂を交互に入れ層積処理を行います。この処理を芽切り処理といい、一定温度内で処理することで胚の発達を促します。オタネニンジン種子は、赤熟した時点では胚はまだ発達していません。このままでは発芽しません。

 

数日間乾燥させたオタネニンジン種子

 


熱消毒した山砂に播かれたオタネニンジン種子

 

鉢内に山砂と種子を入れて覆土し、十分に灌水して25℃のインキュベータ内で1か月管理します。その後、15℃で管理することで11月末には胚の発達が完了します。さらに5℃で90日以上処理することで、休眠が打破され、やっと発芽できるオタネニンジン種子が出来上がります。そこからさらに発芽適温にすることで、やっと発芽してきます。まだまだ発芽までには時間がかかります。

 

(渡辺 均)

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