このタイトルだけでは何のことだか意味がまったく分からないですね。今回も園芸学科3年生の花の実習の話題です。先週の実習では、ニチニチソウの摘心を行ないました。4月の最初の実習で各自がセルトレイに土を詰め、播種、ポット上げしたものです。
今回は、その摘心をする位置が問題で、子葉を含めて3節で摘芯したのですが・・・・・。ニチニチソウの葉序(ようじょ)は対生ですので、1節に葉が2枚つきます。葉が交互につくのが互生(ごせい)、1節に葉が1枚です。ふつう各節の葉の基部に1芽付けます。
ニチニチソウを摘心しないと頂芽優勢で先端部分が伸び続け、真っ先に頂芽部分に花をつけてしまいます。そのため、摘心して側芽を伸ばし、その各先端に花がつく頃にポット苗として出荷するのが一般的です。その方が花数が多くなるからです。節数が多くなると高さと株のボリュームが揃わなくなります。そのため、3節で摘芯して、対生なので1節に2芽
×(かける)3節 = 6芽で仕立てるということです。
ところが・・・・・
摘芯の完了したニチニチソウ
1節多い?
ところが、1節多い株!
4節8芽?(右)
明らかに草姿が違っていますね。よく確認しないで切ると品質の揃ったポット苗にはなりません。今から切っても開花は1週間遅れてしまいます。
私が学生の頃でしたら、おっかない技術職員に現物の前で厳しく叱られましたが・・・・・。学生さん自身のコスパやタイパは気にする時代ですが、自身が生み出したもののクオリティーは気にならないのでしょうか。モノづくりの基本として、まず気にしてもらうところから始めないと。
渡辺 均
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