2023年3月6日月曜日

やっと芽が出る ~オタネニンジンの出芽~

これまで、何回かオタネニンジンの種子の発芽処理についてご紹介してきましたが、先月末に休眠打破処理が終わった種子を播き、それから1週間後に出芽が始まりました。

 


昨年の7月に生産者様から送って頂いた赤熟した果実を洗浄して種子を取り出し、芽切り処理 → 休眠打破処理 → 播種を経てやっと出芽しました。やはり出芽を確認するとホッとしますね~。

 

長期保存用の種子は、芽切り処理後に種子を乾燥させ冷蔵庫で保管することで、1年近く発芽率を維持させることができます。保管期間が長くなるほど、播種から発芽までの日数が短縮され、10日ほどですべての種子が発芽してきます。

 

 オタネニンジンを1年で2年分生長させる促成栽培技術、毎月、安定的に苗を供給させることは、私たちの開発した技術で可能になりました。あとは、国産の品質の高い種子を安定的に生産・供給できる体制を構築できれば良いのですが・・・。

 

 

(渡辺 均)

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