2018年5月24日木曜日

夏の風物詩

母の日の出荷が終わり、
お陰様でほぼ空になった育苗ハウス。

次は何が広がるのかというと、
毎年恒例のペンタスです。


一昨年の様子














http://naeseisan2.blogspot.jp/2016/07/blog-post_21.html


六本木のけやき坂周辺に植えられます。

3月上旬に播種をして、下の写真の大きさになるまで一月半。
一般的な花壇苗は一月でこのくらいまで生長することが多いので
期間も気遣いも通常の1.5倍!














アカネ科のペンタスは、比較的根が弱く初期成育が緩慢です。
そのため、幼苗時には特に、乾かし気味に。
灌水量が多いと発根が遅くなる上にコバエなどが発生しやすくなります。
でもセルトレイでは保水率が高くないので乾かしすぎにも注意・・・!

なかなか苦労する幼苗期ですが、
移植できるほど大きくなれば、
不安要素はかなり少なくなります。



4月中旬にポット上げ。
ポットの土にも気を遣います。
普段使っている土の配合より、
ピートモスを減らしてパーライトを増やし、排水性を良くしています。


















ポットに移植後、一週間で突然、葉が大きく展開します。
ただし、やっぱり灌水は控えめ。
湿り気が続くと立枯れ病やコバエ発生の危険性が非常に高いです。

そして気温が高まる今日この頃、
アブラムシはペンタスもお好きなもよう・・・
ポット上げ後、根が活着し始めたら、
早めに浸透移行性のある粒剤(農薬)を処理します。

ポット上げ後、一月したら、
今度は葉が重なり合ってくるので徒長する前にスペーシング。
















がらんどうだった育苗ハウスも
これでかなりぎゅうぎゅう詰めに戻りました。



けやき坂の植栽は、年によってカラーが違うのですが、
今年はいつもとはちょっと変わった花色の予定です。
早い株はもう花芽が見え始めましたので、
どんな花が咲くのか、開花をお楽しみに♪



(池田)


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