2017年10月19日木曜日
一か八か
7月下旬に播種したストックが一斉に開花しました。
想定よりも矮化剤の効果が低く、少し背高ノッポになってしまいましたが、
茎はしっかり太く、花はボリュームばっちりです。
しかし、中にはこんなスッキリした株も。。。
こちらは、一重のストックです。
花弁は、アブラナ科らしく4枚。
八重咲きの株と比べると、草丈が高くなり、蕾は細長く、花持ちはしません。
豪華な八重は切り花としても花壇苗としても人気が高いですが、
一重は花弁が早く散り種子を形成するため、緑部分が目立ちあまり見栄え良くありません。
八重率の高い品種でも、何割かは必ず一重の株が出てきますが、
園芸的価値が低いことから、幼苗時に鑑別されて一重は淘汰されてしまい、
結果、一般で目にすることはほとんどありません。
でも、一重は一重の良さが!
花は、楚々として可憐ですし、咲き終わってからも枯れが悪目立ちしません。
種子ができるので、もしかするとコボレダネで増えるかもしれません(育てたことはないですが)。
それに八重は花が重く倒れやすいのと比べると、
真っ直ぐ立っていて草姿が整っている印象です。
珍しいからか、直売所でも売れ行き良好でした。
八重は咲き終わって茶色く変色しても茎に残りやすいので
花茎を切り戻すなどこまめに手入れが必要となります。
種子もできません。
開花が進むと株のバランスも崩れがちです。
一重も八重も一長一短あって、
『みんな違ってみんないい』だなぁと思うところでした。
(池田)
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