夏の終わりに・・・

お彼岸の中日も近くなり、涼しい日が続くようになってきました。

日差しも少しずつ柔らかくなり、日も短くなって、秋の気配です。

今日は、秋の味覚、秋刀魚のお話しを．．．
今年は、いまのところ昨年に続き不良で、価格も高めに推移しているようです。
食卓に上る頻度も少なくなりそうで残念です．．．



．．．ではなくて、夏の終わりに温室で行う作業をご紹介します。
遮光カーテン（寒冷紗）の撤去です。

夏の間、冷房や送風設備のない温室の植物を高温から守るために設置した遮光カーテン。
設置は結構大変な作業ですが、このまま張ったままにすると、上にも書いたように、
日差しが柔らかくなる秋や冬には、徒長や温度不足の原因になります。

温度や日射量によって自動的に遮光カーテンを開閉できるシステムや、滑車を使って手動で巻き上げられる装置も普及していますし、苗生産部の温室にも設置されていますが、この温室のは、完全アナログ式！
遮光カーテンは夏に張って、この時期には取り外す必要があります。
温室の外側に張ると効果は高いのですが、風対策やメンテが大変。
なので、この温室は内部遮光になっています。

寒冷紗を固定してあったマイカ線を外したあと、人力で引っ張って、引っ張って、
さらに引っ張って、撤去完了。

今日は台風前で曇天でしたが、それでもずいぶん明るくなりました。
これから冬になれば、保温カーテンを朝夕開け閉めして、暖房を稼働させて．．．

施設栽培ではあっても、植物を上手く育てるには、季節ごとにいろんな作業が必要です。


（金谷）


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