2015年9月8日火曜日
天候不順
柏は昨日も曇。
ここのところ、低温、豪雨など、天候が不順だ、というニュースが多いですね。
この辺りも、過去30日間の日照時間は90時間ほど。平年の約50%だそうです。
いつもの半分の時間しか、太陽が顔を出さなかったことになります。
湿度も高く、洗濯物が乾かなくて困ります。
人間も元気が出にくい天候ですが、植物の栽培にも支障が出ます。
雨は恵みの雨でもありますが、これほど雨や曇りが続くと、野菜が高騰したり、
田んぼが乾かず、稲刈りができない、といった話も出てきます。
花の生産でもやはり日照不足や湿度が高いのは問題です。
日照不足による苗の徒長、開花遅れなどのほか、湿度が高く、いつまでも用土が乾かず、菌などによる病害の発生の危険性が高まります。
昼間はできるだけ温室の天窓や側窓を開けて、通気を良くし、病害の発生を抑える努力をしますが、強い雨なら天窓は閉めざるをえません。
ファンを設置し、できるだけ温室内の空気を循環させたり、といったことも必要です。
予防的に、適切な殺菌剤を散布する必要もあります。
毎年、同じ時期に、同じ花を、同じ形で、同じように開花させて出荷する。
温室などを使う施設栽培なら簡単...なように思いますが、自然の力に逆らえるわけではありません。
その年の天候に合わせて、毎年、様々な工夫をしながら栽培管理をする必要があります。
(金谷)
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