4月28日(土)のゴールデンウイーク初日に柏の葉キャンパスの高度化セル成型苗生産利用システム内で放送大学の講義を行ないました。
講義名は「花を愛で花を楽しむ」。4月14日(土)と21日(土)は海浜幕張駅近くにある千葉学習センターで座学を行ない、28日は苗生産施設の見学とペチュニアの切り戻し、寄せ植えを体験して頂きました。
ペチュニアの切り戻しは、伸び過ぎて形が崩れてしまったものを1/2~1/3ほど切り詰める作業を行ないました。
「まだ花が咲いているのにもったいない」という声も聞こえましたが、そのままにしておくと、もっと枝が伸びて株元の葉も無くなってしまいます。そうすると、いくら形を整えようとして切り戻しをしても、葉の無い部分からは芽が伸びて来ないことがあります。早め早めに対処すれば、また形の整った姿で花を咲かせてくれます。
・・・ということで、思い切りハサミを入れて頂きました!
ペチュニアの切り戻し
その後の管理も大切な実習ですので、ご自分で切り戻したペチュニアはご自宅で経過を観察して頂くため、お持ち帰り頂きました。うまく育てて下さいね~。
この講義は、放送大学の学生さんの中でもお花の好きな方が受講されているので、講義中や休憩時間も質問やご意見を数多く聞くことができます。その中で、ちょっと気になるお話を聞きました。
その内容は・・・、
母の日に息子さんご夫婦が毎年ある決まったカーネーションの鉢花を贈ってくれるそうですが、今年は断ろうかと思っているそうです。理由を尋ねると、立派な鉢花を贈ってくれるけれど、すぐにダメになってしまい、息子夫婦が家に尋ねて来た時には、申し訳なくて見せられないので、見えないところに片付けてしまうそうです。
今年の母の日にもこのような商品がおそらく流通するのでしょう。正しい商品知識を持たずに購入する消費者が悪いと言ってしまえばそれまでですが、世の中には贈り物として「花」に代わる魅力的な「もの」や「こと」はたくさんありますね。
せっかく根付いた母の日に花を贈る習慣を自らが壊すようなことはして欲しくはありませんね。「花は心の道具」と私の指導教官はいつも言っておりましたが・・・。母の日に心のメッセージを伝えるためには、どんな花でなければならないのか? 母がいる花き生産者だったら分かっているはずですね。
(渡辺 均)
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