休眠挿しとは、その名の通り、休眠に入っている枝を挿し、高温に遭遇させることによって、発芽と発根を促進させる挿し木手法です。
話は少しそれますが、タラの芽もタラノキの休眠枝を、高温(15℃前後)に遭遇させ、収穫をしているそうです。
タラの芽もいいのですが、今回は、ヤナギやキブシの休眠挿しを行いました!
休眠挿しは、節間が短く、芽が多い1年枝を利用することが望ましいですが、枝の先端は花芽が含まれている可能性が高いため、挿し穂には適しません。また、切り口はナイフで、綺麗に斜めにカットします。これは、吸水できる範囲を可能な限り、広げるためです。
ナイフで斜めにカット!
綺麗にカットした挿し穂は、殺菌剤に浸け、さらに発根促進剤を付けて、育苗箱に挿していきます。
また、挿し穂の上部の切り口には、ペースト状の殺菌剤を付け、腐りや蒸発を防ぎます。
ペースト状の殺菌剤を塗布した様子
最後に、発芽室に並べて、高温環境下へ!
さて、どの程度発芽してくるのでしょうか?ドキドキです。
黒沼
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